鋼鉄の独裁者スターリンの堅く冷たい名言

 

「粛清」と言われる反逆者たちの大量虐殺や追放、そして言論や表現の自由を奪い弾圧するなど、

ドイツのヒトラーに並ぶ独裁者として恐れられた一方で、ソ連の近代化を成し遂げ、

アメリカに匹敵する大国を築くという功績も残したロシアの政治家、

スターリン

ウラジーミル・レーニンの後継者で、旧ソビエト連邦の第二代最高指導者として、

一党制の恐怖政治を行いました。

今回は、「鋼鉄の人」という意味を持つスターリンの、文字通り堅く冷たい印象の詰まった哲学を

名言と共に見ていきましょう。

 

鋼鉄の独裁者 スターリンの名言

スターリン

出典:Wikipedia

早速、独裁者らしさの光るスターリンが残した名言たちをご紹介していきます。

一人の人間の死は悲劇だが

一人の人間の死は悲劇だが、数百万の人間の死は統計上の数字でしかない

スターリンは貧しい身の上からのし上がり、

ソビエト最高指導者として権力の座を手に入れてからというもの、

大規模な粛清を繰り返し行い、多くの命を奪っていきました。

しかしこれによってスターリン自身は、人間の死に対し無感覚になっていったのです。

逆に考えれば、無感覚になったからこそ自分にとって都合の悪い人間を、

文字通り容赦なく消し去ることができたのでしょう。

彼にとって粛清は、「命を奪うこと」ではなく「敵を排除する作業」

に過ぎなかったのです。

もし我々の敵が我々をとがめるなら

もし我々の敵が我々をとがめるなら、我々のやることはすべて正しいのだ

一度相手を「敵」と認識してしまうと、人は無意識にもその対象を拒絶しようとします。

都合上どうしても関わりを持たざるを得ないときには、

自身を守るために警戒心を持ち慎重になります。

しかし、スターリンのこの名言が表している、

非難し、指摘してくる相手が「敵」なら、自分たちがやっていることは「すべて」正しい、

という考えには危うさが付きまとっています。

第三者が見て、明らかにスターリンの方がおかしくても、聞く耳を持たないどころか、

自分たちのやることに増々自信を持ってしまうのです。

おまけにスターリンは危険因子を容赦なく排除する人物です。

どれほどスターリンの方針に反対したくても、「敵」と認識されたら最後、

自分や家族の命はありません。

スターリンが政権を握るこの時代、人々は発言にも十分な注意を払わなければなりませんでした。

投票する者は何も決定できない

投票する者は何も決定できない。投票を集計する者が全てを決定する

現代の日本で暮らしている私たちからすると、とんでもない発言ですが、

独裁政治が行われていたことを考えると、もっともな発言ですね。

しかし、それをスターリン自身が言ってしまっているのですから、

そもそもかたちだけの選挙をする意味があったのだろうか、

と疑問を抱いてしまいます。

愛とか友情などというものはすぐに壊れるが

愛とか友情などというものはすぐに壊れるが恐怖は長続きする

人は愛や友情などというぬるい感情よりも、恐怖によって縛られる

と考えていたスターリンは、この恐怖を使って人々を操作し支配してきました。

確かに、愛や友情は形も変化しやすく不安定なものが多い一方で、

恐怖はときにトラウマとなって人々の心にいつまでも棲みつきます。

過去のトラウマは、それを乗り越えることができれば克服できますが、

スターリンは現在進行形で恐怖を与え続けることによって、

人々を縛りつけていたのです。

 

晩年に残した名言

ここまで、鋼鉄の人スターリンの独裁者としての名言の数々をご紹介してきましたが、

最後に、晩年に残した名言をひとつご紹介して、まとめに入りたいと思います。

私はもうおしまいだ。誰も信用できない。自分さえも

もともと猜疑心が強く、人を信用することができなかったスターリンでしたが、

繰り返し粛清を行い、証拠を隠しつつもいつどこで裏切られるか分からない日々に、

晩年はさらにその人間不信は深まり、遂には自分さえも信用できなくなってしまったのです。

 

きょうのまとめ

今回は、旧ソビエト連邦の第二代最高指導者スターリンの名言をご紹介しました。

冷酷で恐ろしいな、と感じる一方で、なるほどね、

と思わず納得しかけてしまうような名言もあったのではないでしょうか。

スターリンの名言をまとめると

① 一人の人間の死は悲劇だが、数百万の人間の死は統計上の数字でしかない

② もし我々の敵が我々をとがめるなら、我々のやることはすべて正しいのだ

③ 投票する者は何も決定できない。投票を集計する者が全てを決定する

④ 愛とか友情などというものはすぐに壊れるが恐怖は長続きする

⑤ 私はもうおしまいだ。誰も信用できない。自分さえも

スターリンの発する恐ろしい言葉には、彼なりの理論が根付いているためか、

どことなく自身に満ちた力強さを感じさせます。

しかし恐怖によって人々を縛っていた代償として、

晩年には自身もその恐怖に縛られ、抜け出せることなくその生涯を終えるのです。

 

スターリンの年表を含む【完全版まとめ】記事はこちらをどうぞ。
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