バラエティ豊か!杉田玄白の先祖と子孫の活躍

 

『解体新書』でおなじみの蘭学者杉田玄白

彼のルーツはいったいどんなで、

また、子孫の方々はどんな人生を歩まれたのでしょうか。

今回は、杉田玄白の家系譜を探求してまいりましょう。

 

杉田玄白の先祖は近江源氏佐々木氏

杉田玄白の先祖は近江源氏の佐々木氏です。

源平合戦で梶原源太景季(かじわらげんたかげすえ)と「宇治川先陣」を争った”佐々木高綱”。

太平記時代の「婆娑羅(ばさら)大名」”京極道誉(きょうごくどうよ)”。

信長に先んじて「楽市楽座」を行った”六角定頼(ろっかくさだより)”

などが、歴史ファンにはなじみがあるんじゃないでしょうか。

古代以来、近江(滋賀県)のウルトラ名族です。

実は安土城の近くに沙沙貴(ささき)神社というのがありまして、全国の佐々木一族の氏神様を祀(まつ)っているというのです。

ちなみに祖神は少彦名命(すくなびこなのみこと)。

身の丈一寸ほどで、大国主神(おおくにぬしのかみ)とともに国づくりにはげんだそうです。

こういったみなりから”一寸法師”のモデルだと伝えられております。

そして、
医薬や酒造、湯治などを人々に教えたとして、今も尊崇を集めております。

あの乃木大将も佐々木の末裔(まつえい)で、大々的に詣でたことがあるとか。

ちなみに、この神社内では
佐々木一族の華麗なる家系譜が紹介されております。

それを見ると驚き!
まあその脈の広いこと!

なかなか敷地の広い立派な神社です。

安土城跡(織田信長が造った巨大な主城跡。今もそのデカデカとした石垣の跡、や、神仏の石像を無理やり転用したという”噂の石階段”もあります)
観音寺城跡(登るのはちょっとタフ。ここの城主は佐々木最大の名族六角家。山懐には西国霊場観音寺もありますよ!)
近江八幡(琵琶湖岸に開けた、近世の風情色濃い歴史町です)

などの歴史探訪をされる際にいかがでしょう。

沙沙貴神社
HP: http://sasakijinja.or.jp/
アクセス:
滋賀県近江八幡市安土町常楽寺一番地
JR琵琶湖線安土駅徒歩15分

 

杉田玄白の子孫は幕末と深い関係に

杉田玄白は娘婿を養子にし、本家を継がせたようです。

一方で次男の立卿(りゅうけい)は小浜藩(福井県西南部一帯)医となりました。

お医者さんとしては
特に眼科医として事績を残したようです。

一方で、蘭学者として
あの水野忠邦の内命でオランダの政治書を翻訳していたようです。

その立卿の子成卿(せいけい)は小浜藩主の侍医となります。

そして、亡き父よりオランダの政治書の翻訳業務を引き継ぎました。

ただ、惜しむらく、
水野が失脚して、この父子二代の業が日の目を見ることはありませんでした。

さらに、
ペリー来航。

成卿はこの時、アメリカ大統領の国書を翻訳しています。

その後は、東京大学の源流の一つとなる「開成所」の教授としてむかえられます。

成卿の弟子には、
安政の大獄で散った若き英才、
あの橋本左内がいました。

成卿の人となりは、
かなり繊細で、ふさぎこむことも多かったとか。

生まれつきの病弱の上に心労がたたり、43才の若さで世を去ります。

 

杉田玄白の子孫は昭和の歴史的事件や21世紀の甲子園とも関係を

成卿の次女「つぎ」が結婚したのが『君が代』の国歌選定にかかわったという乙骨太朗乙(おつこつたろうおつ)。

そして、この二人の間に生まれた長女が「まき」。

「まき」の生んだ長男がなんと、あの”よど号ハイジャック事件”の時、副操縦士だった江崎悌一(ていいち)さん。

そして、三男が世界的な昆虫学者悌三(ていぞう)さんです。

この悌三さんはドイツ人の女性とご結婚なされまして、そのひ孫さんの一人に長谷部銀次という方がいらっしゃいます。

この方、何年か後のドラフトにその名が挙がるかもしれません。

東京六大学の名門「慶應義塾」の2年生ピッチャーです。

左投げ左打ち。

身長183cm。

MAX144kmのストレートを投げ、常時140km台。

ストレートとスライダーを武器にされているようです。

かつては愛知の強豪「中京大中京高校」で甲子園にも出場されています。

 

きょうのまとめ

国造りの神様から始まって、
幕末とつながりの深い蘭学者で、
歴史的事件にかかわったパイロット、
そして甲子園ピッチャー。

杉田玄白の家系は悠久の時の流れの中、折々に、そして実にバラエティ豊かに活躍なさってますね。

① 杉田玄白の先祖は近江の名門佐々木源氏

② 杉田玄白の孫成卿は水野忠邦の改革やペリー来航に深くかかわった

③ 杉田玄白の子孫は学者、パイロット、野球投手など多士済々!!

いかがだったでしょう。

人それぞれに家系をたどると、またそこに浮かび上がる”何か”があります。

これを機に、一度、ご自身や誰かの家系をいろいろとたどってみるのも有意義かもしれません。

もちろん、誰かの家系をたどる際はくれぐれもマナーの範囲内でお願いいたします。

 










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