NHK大河ドラマ「西郷どん」で西郷隆盛が御前相撲で島津斉彬を投げたのは創作です

 

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「西郷どん」では、主役の西郷隆盛が御前相撲で
島津斉彬を投げて投獄されます。

ドラマの中では恋仲であるという演出がされている
篤姫の応援に乗せられてついと言った感じですね。

しかし、これはドラマの演出で全く持ってフィクションです。

相撲の回はエンタメとして作られたものであり、あくまでもドラマです。

今回はその史実との違いを調べてみました。

 

NHK大河ドラマ「西郷どん」

NHK大河ドラマの考証は?

以前のNHKの大河ドラマは、視聴者が非常に歴史にうるさく、
視聴者が考えてる一般的な考証(それも思い込みだったりします)と違うと苦情の電話が殺到したそうです。

しかし、今はそんなことはありません。

考証にこだわりすぎ、
ドラマとしての面白さをなくしてしまうのでは、本末転倒です。

「西郷どん」で島津斉彬が西郷隆盛に投げられても、
ネットは盛り上がりますが、考証と違うなどどいう話は盛り上がりません。

大河ドラマに限らず、
時代物の考証は上手な嘘であれば十分なのです。

あまりにも史実の考証にこだわり過ぎると、
幕末などは非常に分かりづらい構成になってしまいかねません。

エンタメとしての面白さと史実は違う

「西郷どん」は非常に視聴率も好調で、ドラマとして成功しているようです。

この中で描かれる様々な演出を、史実と違うと目くじら立てるのはばかばかしい話です。

ドラマの目的は正しい歴史教育をすることではなく、
人を楽しませるエンタメなのです。

西郷隆盛と島津斉彬の相撲勝負と、
それを観戦し、西郷隆盛に声援を送る篤姫というのはドラマが面白くなるために創ったものです。

「大河ドラマでは幕末は受けない」と言うジンクスがありました。

それを破ったのが2008年に放送された「篤姫」でしょう。

とにかく考証にこだわることなく、
エンタメ性を追求していくのが最近の大河ドラマになっています。

そして、それはドラマとして非常に正しいことです。

島津斉彬と西郷隆盛が相撲などできるわけがありません

江戸時代は身分制度が厳しく存在します。

西郷隆盛は薩摩藩の中でも貧乏で身分の低い武士の家に生まれました。

西郷は薩摩独特の教育制度の中で、
若くからリーダーシップを発揮して注目はされていました。

そして島津斉彬に抜擢され、
メッセンジャーボーイのような役目を与えられます。

島津斉彬の書状などを藩内や各地の有力者に伝える役目です。

ふたりの関係はあくまでも君主と家臣であり、
相撲を取るような関係になりえません。

しかし、それでも「西郷どん」というドラマとしてはこれは正解なのです。

島津斉彬に世界のケン・ワタナベ、原作に林真理子

NHK大河ドラマ「西郷どん」では、
島津斉彬を世界のケン・ワタナベが演じています。

今まで一般にはあまり注目されなかった幕末の名君にこの配役している時点で、
根本的にこの時代における島津斉彬の価値を理解しているのでしょう。

本人も独眼流正宗でブレイクしたという気持ちがあるのか、
大河ドラマに恩返ししたいとコメントしています。

「西郷どん」の原作は女性作家で、
コピーライター出身の林真理子氏です。

女性の感覚で、
幕末という時代を舞台に架空の人物関係、架空の世界観を創り上げていったのでしょう。

女性に受け入れられないドラマはヒットする可能性が大きく下がります。

 

西郷隆盛と島津斉彬の養女となった篤姫の関係

NHK「西郷どん」の中では、西郷隆盛と島津斉彬の養女となった篤姫の関係はほのかな恋心を抱くものとなっています。

それゆえに、
相撲では養父の島津斉彬ではなく、西郷隆盛を応援します。

結果、篤姫の声援で勢いのまま、
西郷隆盛が島津斉彬を相撲で投げ飛ばすと言う史実でありえない演出がおきるわけです。

実際には篤姫と西郷隆盛が恋仲というのは、ありえないことです。

当時の身分差を考えると口を利くのも難しいと言う感じではないでしょうか。

西郷隆盛が篤姫の護衛をしたなどの史実と符号する部分もありますが、そこから想像を膨らませ、面白くするのがドラマです。

西郷隆盛と島津斉彬、篤姫の関係は史実とは違いますが、ドラマや小説などのエンタメでは面白く書くほうが正解です。

 

きょうのまとめ

今回はNHK大河ドラマ「西郷どん」の中で、

西郷隆盛が島津斉彬を投げる相撲のシーンから、

エンタメと史実の関係について調べてみました。

いかがでしたでしょうか。

簡単にまとめると

① 史実では島津斉彬と西郷隆盛は相撲をとっていない

② ドラマは史実と関係なく、相撲で島津斉彬を西郷隆盛が投げていい

③ ドラマはエンタメであり、考証にこだわり面白くなくなったら意味がない

と言えるのではないでしょうか。

その他にも島津斉彬にまつわる色々な記事を書いています。

よろしければどうぞ御覧ください。

 

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