今回は幕末という激動の時代をリードし、
そして駆け抜けた木戸孝允の名言について取り上げます。
木戸孝允の残した言葉は、今でも人々により良く生きるヒントを与えてくれると思います。
ぜひ最後までご覧になってくださいね。
木戸孝允の名言3選
それでは木戸孝允(桂小五郎)が残したとされる名言について、私なりの考えと一緒にご紹介していきますね。
才才を恃み愚は愚を守る。
まず、大変読みにくいですね。
読み方は、
だそうです。
漢字ばかりでわかりにくい文章ですよね。
というのも、こちらは「偶成」という木戸孝允が作った漢詩が元になっているからです。
少年才子不如愚
請看他日業成日
才子不才愚不愚
ますますわかりにくいですね、
ごめんなさい。
それを書き下したものが、タイトルの言葉となっています。
意味としては、秀才は自分の能力を頼って努力をしない、バカは自分がバカであることを自覚して努力をする。
だから若い頃は頭がいいより、悪い方がいい。
事業を成し遂げたあとを見てごらん。
少年の頃に優秀だった子はそうではなく、バカだった人が立派になっているじゃないか、といったものです。
「差がつくのは持って生まれた能力ではなく、その後の努力や生き方である」
と木戸孝允は教えてくれているのですね。
私自身も、非常に身につまされる言葉です。
若い頃だけでなく、いくつになっても自分の実力を過信することなく努力は続けたいものです。
大道行くべし、又何ぞ防げん。
これは、人の行くべき正しい道を行くべきだ、その道を妨げるものは何もない、という意味だそうです。
自分の信念を持って突き進め、という意味にもとれます。
いずれにせよ、木戸孝允の強い意志が感じ取れます。
自分の信じていることを貫くことは、大人になればなるほど色んな事情が出てきてしまい、難しくなります。
他の人の意見を聞くことは大切ですが、自分を曲げてまで周囲に合わせることは正解でしょうか。
「これだけは譲れないということについては、信念を持って果敢に立ち向かっていくこと」
が、大きなことを成し遂げるためには必要かもしれません。
人の巧を取って我が拙を捨て
こちらの言葉は、木戸孝允がまだ桂小五郎だった頃、吉田松陰に送ったとされる手紙の中に残されていたそうです。
自分の短所を補うためには人の優れた部分を取り入れるべき、といった意味です。
どんな人間にも得意なこと、苦手なことがあります。
自分は〇〇には向いていない・・・・・・と落ち込むことがあるかもしれませんが、そんなときは向いている人に協力してもらうのも一つの手かもしれません。
また「自分には悪い部分があるぞ」と気づいた場合にも、素直にうまくやっている人の真似をして改善していったら良いのです。
明治維新の立役者として「維新三傑」とも呼ばれる木戸孝允ですが、大きな仕事を成し遂げることができたのも、そんな謙虚な姿勢があったからかもしれませんよね。
きょうのまとめ
今回は木戸孝允の残した名言3選について簡単にご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
木戸孝允は、
② 信念を持って、前へ進むこと
③ 謙虚になって他者から学ぶこと
などを、現代の私たちにも伝えてくれているのかもしれません。
こちらのサイトでは木戸孝允や幕末に関する記事を、他にもわかりやすく書いています。
興味を持たれた方は、ぜひご覧になってくださいね。
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