劉備(字 玄徳)は、三国志の中でもとても人気が高く、有名な人物です。
彼には沢山の名言が残されています。
今回は劉備の名言を紹介します。
彼の名言から、リーダーになるために大切なことについて学びましょう。
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劉備の名言
人を大切にする
劉備が生まれたとき、彼の家はとても貧しい状態でした。
しかし劉備は
・学問は中途半端
・趣味は乗馬
・貧しい暮らしをしつつも由緒正しい家系の出身ということもあり、中国各地の偉人や英雄と交友をする
という一面がありました。
これだけ聞くといい加減な人物!
と思ってしまうかもしれませんが、
劉備はとても謙虚で誰に対しても差別することなく平等に接するという、人徳に富んだ人物でした。
そのため、劉備が挙兵をした際には劉備の味方を使用と多くの人が集まったのです。
すべての事業は人によって興る
この名言の通り、劉備はとても人を大切にすることができる人物でした。
部下に対しても思いやりがあり、とても信頼が厚かったという記録も残っています。
諸葛亮が劉備の部下に加わった理由も、
劉備が諸葛亮に会うために3回も彼の家を自ら訪ねたことが大きく関係しています。
熱心に自分の戦略を聞いてくれた劉備に心を打たれた諸葛亮は、
劉備に仕えることを決めたのです。
その他にも頼ってくる人を見捨てず何度も危機にさらされたという史実が残っています。
「人を大切にすることで、大きな事をやり遂げることができる」
という意味の劉備の名言は、彼の人柄をとてもよく表しています。
どんな小さなことでも、善いことは沢山おこなった
劉備の人望が厚い理由の1つとして、
彼が進んで善いことをおこなって見本を示していたということが挙げられます。
そして悪いことをすることをとても嫌っていました。
実は、諸葛亮は劉備のもとで軍師になった後、
劉備に対してちょっとずるい戦略を提案したことがあったのです。
諸葛亮が劉備の軍師になった頃、
荊州の支配者が亡くなり、荊州の情勢が混乱に陥いります。
亡くなった支配者の長男は混乱の最中に諸葛亮の手助けを得て、他の土地へと逃亡しました。
そのため荊州の新しい支配者には、亡くなった支配者の次男が選ばれそうになります。
そのときに諸葛亮は
荊州を自分の支配下に治めることができるので、後の戦を有利に展開できるようになります
と劉備に進言しました。
しかし、劉備は諸葛亮のこの進言を受け入れませんでした。
悪事はどんな小さなことでも行ってはいけない。
このエピソードに関連する劉備の名言がこちらです。
諸葛亮から少しずるい戦略を聞いたときに、劉備は
と言いました。
戦略家としては諸葛亮の方が上のような気がしますが、
このエピソードから劉備が自分の部下以外の人の気持ちも考えることができる、
優しい人物だったということが分かります。
きょうのまとめ
今回は劉備の名言を2つ紹介しました。
簡単に言い換えると、
② 悪いことは決してしてはならない。その代わり、善いことは小さなことでも沢山するようにしなくてはならない
という意味の2つの名言は、今の社会にも応用することができる名言です。
この他にも劉備には心を打たれるような名言が沢山あります。
彼の名言を学び、他の人と良い関係を築くために大切なことや、
人として大切なことをもう一度確認することができます。
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