教育者としても知られる
新渡戸稲造。
彼は名門女子大として知られる、東京女子大学の創設にも関わっていました。
そこで今回は新渡戸稲造と東京女子大学について、
簡単にご紹介していきます。
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東京女子大学とは?
東京女子大学は、大正7年(1918)に開学した女子大学です。
英語ではTokyo Woman’s Christian Universityといいます。
ここからもわかる通り、東京女子大学の創設にはキリスト教が深く関わっているんですよ。
詳しくは後述しますね。
卒業生には瀬戸内寂聴さん(作家)や森英恵さん(ファッションデザイナー)、竹下景子さん(女優)などがいらっしゃいます。
通称・東女と呼ばれ、今でも人気の高い女子大の一つとなっています。
新渡戸稲造と東京女子大学
それでは新渡戸稲造と東京女子大学の関わりについて、ご紹介していきます。
女子教育への取り組みとキリスト教徒であったこと
少し触れましたが、東京女子大学は北米プロテスタント諸教派の援助によって設立されました。
そこで学校をつくるにあたり、学長に推薦されたのが新渡戸稲造だったのです。
新渡戸は当時、日本で未熟であった女子教育に熱心に取り組んでおり、さらに自身もキリスト教徒(クエーカー派/キリスト教プロテスタントの一派)でした。
そこで新渡戸は国際連盟事務次長に就任するまでのおよそ2年間、東京女子大学の初代学長を務めることになったのです。
校章を決めたのは新渡戸だった
東京女子大学の校章はSを二つ、十字に重ねたようなマークです。
校章を決めたのは初代学長の新渡戸稲造。
これはキリスト教の精神である、Service(奉仕)とSacrifice(犠牲)の頭文字を組み合わせたものですよ。
シンプルなデザインの中にも、しっかりとメッセージが込められていたのですね。
きょうのまとめ
今回は、新渡戸稲造と東京女子大学の創設について、簡単にご紹介しました。
新渡戸稲造は、
② キリスト教徒であり、女子教育の必要性にも早くから気づいていた
③ 東京女子大学の校章を決めた
こちらのサイトでは他にも、新渡戸稲造にまつわる記事をわかりやすく書いています。
より理解を深めたい方は、ぜひお読みになってくださいね。
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