麒麟がくる第九回「信長の失敗」【あらすじ簡単まとめ】

 

※ネタバレあり

大河ドラマ麒麟きりんがくる』

第九話で描かれたのは、嫁入りした信長のもとで、その人柄に惹かれていく帰蝶の姿。

父・信秀を激怒させた失態に始まり、「うつけ者」と呼ばれる信長の全貌がいよいよ明らかになっていきます。

一方で光秀にも、新たに恋の進展がありそうな感じですが…?

 

麒麟がくるのその他の回のあらすじ、感想はこちらをどうぞ。
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麒麟がくる(第九話)あらすじと見どころ

織田家と斎藤家の和議を知った駿河の今川義元(演:片岡愛之助)は、

これを織田信秀(演:高橋克典)の焦りと考え、「織田を攻めるなら今」と、三河の松平広忠(演:浅利陽介)に戦の準備を促します。

織田家嫡男の信長(演:染谷将太)は、この今川家の動きを察知してのことか、三河へと急ぐ広忠を襲撃。

自身と斎藤家長女・帰蝶(演:川口春奈)の政略結婚の祝いの品として、父・信秀に広忠の首を贈るのでした。

しかし信秀はこの行動を「今川家を刺激することになる」とし、信長を激しく叱責します。

一連の出来事を目の当たりにした帰蝶は、自身と同じく父親と確執をもつ信長に理解を示し、徐々に打ち解けていくのでした。

一方、母と叔父から結婚を心配された光秀(演:長谷川博己)は、懇意にしていた妻木家の娘・熙子ひろこ(演:木村文乃)と引き合わされることに…。

ここまでが簡単なあらすじ…以下より見どころを紹介していきます!

松平広忠を襲撃した軍団…どこかで見覚えが…

「松平家の汚辱を晴らすのは今ぞ!」

と、今川義元に諭された松平広忠は戦の準備を整えるべく、慎重に行動すべきと訴える家臣の反対を押し切り、三河への帰路を急ぎます。

すると

「この峠には鬼が出ると聞きます」

と言った家臣の言葉に応えるかのように、広忠一行を襲う弓矢の猛攻。

意表を突かれた広忠は家臣ともども、ここで命を落としてしまいます。

この一団は織田信長の仕向けたものなのですが…

崖の上から姿を見せずに襲い掛かってくる…しかも一見武士らしくない装い。

この集団、どこかで見たことがありませんか?

そう、第四話で尾張に潜入した光秀を助けた、投石集団にそっくりなのです。

装いが武士らしくないのは、信長が町民を従えているからではないでしょうか。

帰蝶に仲の良い町民を紹介するシーンでも、投石・竹槍などの名人と呼ばれている者がいましたし…。

やっぱりあのとき光秀を助けたのは信長だったのでしょうか…?

そしてまた気になるのが、菊丸(演:岡村隆史)の存在です。

彼は襲撃の現場に駆け付けると、広忠の死を伝えるため、その刀を水野信元の待つ三河・刈谷城に届けます。

広忠の先妻、於大おだいからも

「そなたが頼りなのじゃ」

と言われていましたし、菊丸もどうやらただの農民ではなさそうです。

信長の人柄に心を開いていく帰蝶

帰蝶の嫁入りの日に居城の那古野城におらず、約束をすっぽかしてしまった信長。

気の強い帰蝶のこと、さっそく信長を怪訝に思う素振りを見せていましたが…

いざ対面してみると、意外にも惹かれるところがあるのか、徐々に心を開いていきます。

嫁入りの日に城を空けていたのは、城下町の池に出ると噂される化け物退治のため。

「化け物などいなくても、ワシが池に入ってみせれば、皆が安心するであろう。それが大事じゃ」

という信長に、帰蝶の表情が少し和みます。

また信秀に叱責を受けた憂さ晴らしに信長が鉄砲を撃っていた折には、帰蝶にも撃つように促し、

「かすった!そなた筋がよいではないか!」

と子どものように喜ぶ。

そんな純粋さに惹かれ、帰蝶の心境が変化していくのが見て取れましたね。

そして

「父親が好きだけど、ときどき大嫌いになる」

という共通点もふたりを惹きつけ合う要素に。

前回、土岐頼芸よりのりはふたりの性格から「和睦は一年ももつまい」としたり顔をしていましたが、意外にも仲睦まじい夫婦関係が築かれていきそうです。

光秀は幼なじみの熙子と再会するも…

今回は主人公ながら出番の少なかった光秀でしたが、見どころはしっかり用意されていました。

父の代から懇意にしていた美濃の土豪・妻木家に米を融通するようにと遣わされた光秀。

しかしこれは彼を妻木家へ足を運ばせる口実に過ぎず、本当のところは妻木家の娘・熙子と引き合わせようとする母・牧(演:石川さゆり)と叔父・光安(演:西村まさ彦)の計らいでした。

妻木家へ到着すると光秀は、子どもたちと鬼ごっこをする熙子に出会います。

「鬼に見つかったら、花吹雪を浴びせてやるのです」

と、かご一杯に花びらを抱える熙子を見ると、光秀は自分も同じように、幼少時に彼女からの花びらを浴びたことを思い出します。

そして当時、

「大きくなったら十兵衛(光秀)のお嫁におなり」

と光秀が言ったことを語る熙子。

そのときは結局

「子どものころの話でございます」

とはぐらかすのですが、光秀は動揺を隠しきれていませんでしたね。

光秀が明智荘へ帰って、牧と光安に探りを入れられている様子から見て、それ以上は何もなかったよう。

恋に関しては奥手な光秀…熙子との関係も進展が遅そうです。

 

麒麟がくる(第九話)のまとめ

父・信秀に喜んでもらおうと、三河の松平広忠を討った織田信長。

まだ若く、各国の敵対関係を理解していない彼のこの行動は裏目に出てしまいましたが、町民から慕われるその不思議な魅力がよく表れた回になっていました。

最後に今回のまとめです。

松平広忠を襲った信長の一行…尾張で光秀を助けた集団に似ている?

町民から慕われ、どこか自分とも似たところのある信長に惹かれていく帰蝶

光秀は初恋の相手(?)熙子と再会。しかし進展は遅そう…

帰蝶と光秀には、それぞれ新しく恋の予兆が訪れているのに対し、

前回、有無を言わさず失恋し、京へ戻った駒(演:門脇麦)は抜けがら状態…。

どうしても彼女が不憫に思えてしまいますね…。

 

麒麟がくるのその他の回のあらすじ、感想はこちらをどうぞ。
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