「予は生まれながらの将軍である」というセリフで有名な将軍といえば、
3代将軍徳川家光ですね。
祖父・徳川家康、父・徳川秀忠も戦をしていた世代です。
戦を知らない世代の将軍、生まれた時から将軍になることが決まっていた
そんなはじめての将軍が家光です。
家光は「生まれながらの将軍」であるだけでなく、2人の天下人の血を引いています。
そんな家光の華麗なる家系図を見ていきましょう。
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徳川家光の家系図とは?
徳川家光の家系図を紐解いていきましょう。
徳川家康
江戸幕府の初代将軍が徳川家康です。
最終的に天下人となり、260年余り続く江戸幕府の礎を作った人物です。
言わずもがな、家光の祖父にあたります。
家光は天下人・徳川家康の血を受け継いでいるわけですね。
家光は2代将軍・秀忠の嫡男だと思っている方が多いかもしれませんが、
家光は秀忠の次男です。
家光より先に長丸という男児が誕生していましたが、早世してしまったため嫡男として扱われ、家康と同じ幼名である竹千代を送られます。
260年続く江戸幕府ですが、将軍の正室が産んだ将軍は家光ただ一人です。
現代で言えば、まさにロイヤルプリンスですね。
織田信長
家光が受け継ぐもう一人の天下人の血が織田信長です。
織田信長は明智光秀によって本能寺で討たれますが、天下を掌握する直前、ほぼ天下を治めていたと言っても過言ではありません。
家光の母・江は織田信長の妹、お市の娘です。
信長とお市は同母腹の兄妹だと言われています。
母である江を通して、織田信長の血をも引いているのです。
家康と信長、2人の血を引いているなんて聞いただけで最強な気がします。
家光の乳母として有名な春日局は、
明智光秀の家臣であった斉藤利三の娘です。
まわりまわって、元々の主家である織田家の姫の血を受け継ぐ家光に仕えた
考えると不思議な気持ちになりますね。
浅井長政
お市と浅井長政の間に生まれたのが、家光の母である江です。
浅井長政は家光の祖父に当たる人物です。
長政は天下人ではありませんが、美男子であったとされています。
戦上手で人柄も良く、信長も長政を気に入ってお市を嫁がせたと言われます。
お市とも大変夫婦仲が良く、織田家との同盟が破綻しても離縁せずに暮らしました。
戦国の世では、妻の実家との関係が悪くなると、妻は実家に帰すのが慣例でしたから、2人は本当に想い合っていたのでしょうね。
信義を重んじる性格であったため、朝倉家と織田家に挟まれ、苦しい決断を迫られることになりますが、長政の実直さは家光にも受け継がれているのではないでしょうか。
きょうのまとめ
徳川家光の家系図についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
家康だけでなく信長の血まで受け継いでいるとは驚きでしたね。
2人の天下人の血を引いた家光は、まさに
「生まれながらに将軍にふさわしい器」
を持った将軍ではないでしょうか。
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