麒麟がくる第五回「伊平次を探せ」の感想|道三と久秀。いいキャラ立ってます

 

歴史上の人物.comの「【レビュー記事】麒麟をお待ち申し上げます」は、フレッシュな登場人物を交え、もう第五話を迎えることとなった。

視聴者のみなさんは、登場人物同士の関係やストーリーにはついていっているだろうか? 

今回も第五回「伊平次を探せ」をいろんな角度から堪能し、見たまま感じたままをお伝えしよう。

 

麒麟がくるのその他の回のあらすじ、感想はこちらをどうぞ。
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知ってる?刀鍛冶は鉄砲も作ってた

今回のテーマは、鉄砲のことを知りたいと思った明智光秀が、伊平次と呼ばれる美濃出身の鉄砲鍛冶をしている男を捜すことだった。

その伊平次とは、もともと関で刀鍛冶をしていた人物なのだが、

「なんで刀鍛冶だった男が鉄砲を作っているの」

と思う人いなかった? 

実は、鉄を扱う刀鍛冶は、農具、錠前作りなども兼業で行っており、その中には鉄砲が登場してからは、鉄砲づくりに携わる者もいた。

だから、関の孫六の弟子・伊平次が鉄砲鍛冶に転向しても不思議ではないわけなのだ。

ところで、ドラマに登場した「関の孫六」は、美濃・関鄕で実用的な名刀を多く作った刀鍛冶のことだ。

刀剣ファンにはよく知られている。

そう考えたら美濃って戦国時代に結構頑張っていた国なんだね。

 

斎藤道三の黒い魅力

ついに自分で鉄砲を試し撃ちした道三だが、光秀に言われるままに銃を構える彼は、なかなか素直なイケメンのおっさんです。

演者として本木雅弘を選んだキャスティングが、現存する道三の肖像画を全く無視していることがよくわかる。

光秀に押され気味の道三

第五回を視聴して思うに、なんだか道三と光秀の間の力関係がビミョーに変わってきてる感じ。

今回は、

・鉄砲の弾を的の瓶に命中させて喜ぶ道三

・将軍家の鉄砲入手の意図について詮索の目を向ける道三

・明智光秀の京への鉄砲調査旅行の旅予算を値引きさせる道三

を見ることができた。

道三の中では、小回りが利き、知恵もある明智光秀の存在価値は絶賛上昇中だ。

光秀も道三に対して強気になりつつある。

すでに光秀は叔父・明智光安や道三の息子・斎藤高政(のちの義龍)を凌駕しているしね。

道三ロスの心配を始める筆者

道三のキョーレツな性格を毎回目の当たりにさせられてきた我々は、いつもビビったり、手に汗握ったりしてきたわけだ。

今までの道三は、

・大胆な戦略の実行力

・自分の利益中心に考える抜け目ない商人根性

・目の前の人物を平気で毒殺する冷酷

これらを併せ持つ男だった。

そして今回、

・鉄砲の玉を的に命中させて大喜びの道三

・光秀との料金交渉で押され気味の道三

のシーンが加わって、なんだか彼が「可愛い」

我々はドラマを観ているだけではあるが、ドキドキさせられた上に、このおじさん武将に可愛い一面などを放り込まれたら、うっかり「吊り橋効果」の餌食になりそうである。

実際、道三ファンも増殖中のようだし、将来彼が死んだら「道三ロス」とかなるんじゃないかと心配している。 

 

松永久秀とフレッシュなお武家たち

今回は美濃を離れ、再び京へ足を運んだ明智光秀である。

待ってました! 

京には松永久秀という彼のオトモダチがいる。

さらに注目すべき新しいお武家たちも登場した。

フレッシュな足利義輝と細川藤孝

今回当時の室町幕府のトップに立つ第13代将軍足利義輝あしかがよしてるが登場した。

彼を演じるのは、向井理むかいおさむ

斎藤道三や織田信秀などと比べると、かなりきらびやかで公家然としたたたずまいである。

しかし、そこは剣豪、光秀と細川藤孝との剣の立ち会いを遠目で見ていたわりには、光秀の腕前を見抜いていたところなど、さすがである。

顔も視力も良い。

のちに光秀との生涯の友となる細川藤孝ほそかわふじたか(のちの幽斎)は、眞島秀和ましまひでかずが演じる。

好戦的な登場ぶりだったが、実際は文武両道と呼ばれる藤孝は、どことなく光秀と似たタイプかもしれない。

まだ交流は浅いが、これからどっぷりドラマの筋書きに関わってくる人物のはずだから、楽しみだ。

期待通りの松永久秀

第一回で印象深かったエンターテイメント系武将・松永久秀のデタラメのような性格は健在だった。

三淵藤英みぶちふじひでや細川藤孝など、将軍に直接仕える奉公衆のどこかきらびやかな衣裳と違い、久秀の衣裳はギラギラするほどの華やかさだ。

タイプは違うが、土豪か商人の出であったとされる久秀には、斎藤道三と同じ下克上の香りがする。

しかも、鉄砲を作ってもらうためなら、鉄砲鍛冶の伊平次に頭を下げてすがることも厭わない。

目的のためならプライドなどは捨ててみせることのできる男。

「わしに恩を売れ」

なんてセリフで光秀になんとか鉄砲を融通させようとするゴーインさが、戦火にさらされる京で生き残ってきた男の強さか。

うーん、嫌いじゃない。

 

菊丸問題

さて、岡村隆史演じる菊丸って何者だろう? 

素性は不明だし、百姓らしく顔は真っ黒だけど、全然百姓仕事してないよ。

『麒麟がくる』ウエブサイトでは、彼は「神出鬼没で敵か味方かはわからない」らしい。

まだそれほど彼自身が活躍してはいないけれど。

ただ彼も駒ちゃんや光秀のアシスタントを淡々と続けるわけではないだろう。

何か使命を帯びたキャラクターなんじゃないの?

まさか「忍者」じゃないよね・・・。

実は、ほぼ同時代の三河に関わる忍者として、あの徳川家にゆかりのある服部半蔵がいる。

そういや、竹千代少年に会ったときの菊丸はかなり竹千代の立場に同情していたような・・・。

ま・さ・か、菊丸が? 

 

麒麟がくる第五回レビューのまとめ

『麒麟がくる』第五話「伊平次を探せ」は、混沌とした京に舞台に移し、光秀の将来に関わる重要人物たちに出会う回だった。

第五回のレビューまとめ

① 斎藤道三に「可愛い」という魅力が投下された

② ギラギラの松永久秀は健在。キラキラの足利義輝、細川藤孝に期待

③ 菊丸の謎が気になる

駒ちゃんは光秀に恋心持っちゃってるみたいだし、この先の展開も見逃せないね。

 

麒麟がくるのその他の回のあらすじ、感想はこちらをどうぞ。
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歴史ライター、商業コピーライター 愛媛生まれ大阪育ち。バンコク、ロンドンを経て現在マドリッド在住。日本史オタク。趣味は、日本史の中でまだよく知られていない素敵な人物を発掘すること。路上生活者や移民の観察、空想。よっぱらい師匠の言葉「漫画は文化」を深く信じている。 明石 白(@akashihaku)Twitter https://twitter.com/akashihaku