ドラマ、映画、小説によく取り上げられる
井伊直弼。
幕末という時代は昔といっても、約100年前ぐらいですから、
彼の子孫の方達について確実に知ることができます。
歴史上に名を残した人物の子孫ということでなにかと苦労が多いのではないかと・・・。
どのような方達がいらっしゃるのか失礼ですが、気になるところですよね。
調べてみました。
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井伊直弼の子孫の方達
明治から戦前は伯爵家に!!
桜田門外の変後、
井伊家の家督は直弼の次男、直憲が継ぎました。
まもなく明治維新、日本の社会は変わりましたね。
というわけで、彼が彦根藩最後の藩主となりました。
明治時代は1884年の華族令により、伯爵家となりました。
直弼のひ孫さんは彦根市長に!!
直弼のひ孫に井伊直愛さんがいらっしゃいます。
井伊家最後の藩主直憲の孫でもあります。
1953年から9期にわたって彦根市長でした。
36年間も務めました!!
別名「殿様市長」。
なるほど納得ですね。
直愛さんは市長在任中に歴史的な問題解決をなさっています。
桜田門外の変以来わだかまりがあった?
水戸と和解しています。
水戸市と親善都市盟約を締結しました。
直愛さんは、市長をされていたから政治家と思ってしまいますが、
実は、東大農学部のご出身で大学院を修了され農学博士でもあります。
アミ類について研究していました。
なんと、その新種をたくさん発見されたそうです。
市長の仕事の傍ら研究を続けていました。
それから、直愛さんには双子の弟直弘さんがいらっしゃいます。
同じく東大農学部出身で昆虫学者です。
こつこつと学問にはげんでいた直弼に通じますね。
現在は?どなたが?
本を出されていて、
ご存知の方もいらっしゃると思います。
現在の井伊家は、
17代当主直豪氏の長女裕子さんの夫、直岳さんが当主です。
彦根城博物館の館長を務められていました。
跡取りとなる男子がいない、という点では、
裕子さんと大河ドラマ「おんな城主直虎」(2017年放送)と重なるものがありますね。
裕子さんには男兄弟がおらず、
跡継ぎは?と聞かれることが多かったそうです。
裕子さんご自身かなり悩まれ、直虎のことは多感な頃に知り、共感を持ったそうです。
たくさん考え、ご先祖様達について思いを馳せられたことでしょう。
そして井伊家についての本を書かれ、家とご自分とを冷静に見ていらっしゃいます。
井伊家に対する愛も大きいですね。
とても素敵ですね。
きょうのまとめ
井伊家の子孫の方達は、時代が変わっても、由緒ある家柄の出身であるということで
自然と「家」について考えていらっしゃるのですね。
好きな学問をされていても頭のどこかで「井伊家」を考えている。
裕子さんは井伊家についての本を出され、
直愛さんは彦根市長となった時に、歴史的大事件である桜田門外の変のわだかまりを解決し、
彦根市と水戸市を親善都市としている。
機知に富んだ方々ですね。
さすが!名家・井伊家です!!
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