実践したい!東郷平八郎のストイック・謙虚な名言3選

 

日本海海戦の勝利によって、日本だけなく世界からも尊敬された

東郷平八郎

彼の人生から学ぶことは多そうです。

そこで今回は、東郷平八郎の名言とそれにまつわるエピソードなどについてご紹介していきます。

 

東郷平八郎の名言3選

意外と勘違いされている方が多いようですが、

「やってみせ 言って聞かせて させて見せ ほめてやらねば 人は動かじ」

は山本五十六いそろくの言葉です。

そんなことはさておき、東郷平八郎の名言を三つほどご紹介します。

古人曰く 勝って兜の緒を締めよ

東郷平八郎率いる連合艦隊の奮闘によって、東の果ての小国に過ぎなかった日本が強国ロシアに勝つことができました。

その勝利は日本だけでなく、世界にも勇気を与えたのです。

そしてポーツマス条約(※)締結後、連合艦隊は旗艦「朝日」上で解散式を行います。

日露戦争の講和条約のこと。

そこで東郷が読み上げたのが「連合艦隊解散ノ辞」

起草したのは秋山真之といわれています。

そしてこの演説の最後を、東郷はこんな言葉で締めくくっています。

(前略)神明は唯平素の鍛練に力め、戦はずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安ずる者より直に之を褫ふ。古人曰く勝て兜の緒を締めよと。

少しわかりにくいですが、こんなことを言っています。

神は普段の鍛錬に努め、

戦う前から勝つことを約束されている者に勝利の栄冠を授けると同時に、

一勝に満足して太平に満足している者からこれを奪う。

昔の人が言うには勝て兜の緒を締めよと。

歴史的勝利を飾った兵士たちの前で、慢心するなと言ったわけですね。

普段から、自身の功績を誇るということはなかったという東郷にピッタリの言葉です。

当時のアメリカのルーズベルト大統領も、この言葉に感動。

英訳した文章を将兵たちに配らせたとか。

人間いちばん大切なことは……

人間にとって最も大切なこと。

たくさんの偉人がそれについて言及しています。

東郷平八郎にとって一番大切なことは、これです。

人間いちばん大切なことは、まじめということである。

まじめは努力とも言い換えることができ、それがないと信用を失うと東郷は考えていました。

そして、続きにはこうあります。

愚直とあざけらるるとも、結局の勝利はかならずまじめな者に帰するものだという確信をもつことが必要である。

馬鹿と思われても、面倒くさがらずに努力をすること。

やはりここからも、東郷のストイックさを感じます。

自分のことは自分でする

家では奥さんに家事を任せきり、ぐうたらお父さんには耳の痛い話を今からします。

東郷平八郎が日常生活において、モットーとしていたのがこちらです。

自分のことは自分でする

東郷は自宅に来客が来たからといって、女中にお茶を出させるようなことはなかったといいます。

さらに職場であっても、部下に雑用は頼まなかったそうです。

海軍の幹部という立場にありながら、トイレ掃除も行っていたとか。

これが世界から尊敬を集めた東郷平八郎の姿!

休日だからって寝てる場合ではありませんよ、お父さん。

自ら進んで取り組むことで、部下や妻と子(犬と猫も)から信頼を得ることができるはず。

まずはトイレ掃除から始めてみましょうか。

 

きょうのまとめ

今回は東郷平八郎の名言についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

簡単にまとめると

① 連合艦隊の解散式で読み上げた「連合艦隊解散ノ辞」は、当時のアメリカ大統領までも感動させていた

② 人間は、愚直なまでに真面目な者が最終的に勝つと考えていた

③ 出世しても、雑務を他人には押し付けなかった

と言えるのではないでしょうか。

こちらのサイトでは他にも、東郷平八郎にまつわる記事をわかりやすく書いています。

ご興味のある方は、ぜひご覧になってくださいね!

 

東郷平八郎の年表を含む【完全版まとめ】記事はこちらをどうぞ。
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