東郷平八郎が神社に祀られてしまった意外な理由とは?

 

日清・日露戦争で活躍し、

日本を大国の地位に引き上げた人物とも言われる東郷平八郎

死後、彼を神様とする神社が建立(こんりゅう)されました。

現在も多くの参拝者が訪れる神社ですが、実は東郷本人は神社建立に反対していたといいます。

そこで今回は、東郷神社がつくられた経緯などについて簡単にご紹介していきます。

東郷神社は全国に3か所

現在、東郷平八郎をお祀(まつ)りしている「 東郷神社 」は、わかっているだけでも全国に3か所あります。

東京の渋谷福岡の福津、そして埼玉の飯能にそれぞれ鎮座しています。

原宿の街のど真ん中「 神宮前(渋谷) 」

一番有名な東郷神社は、こちらではないでしょうか。

原宿の竹下通りにもほど近い場所にありながら、中に入ってしまうと急に静かな空間が広がります。

もとは、こちらは旧鳥取藩池田侯爵邸の土地。

明治神宮に近いため、この場所が選ばれたんだとか。

境内には東郷平八郎の功績を称えるパネルが展示されています。

【所在地】東京都渋谷区神宮前1-5-3
【アクセス】JR山手線原宿駅より徒歩3分・東京メトロ千代田線/副都心線明治神宮前駅より徒歩3分

日本海海戦の地を見下ろせる「 福津 」

福岡県福津市にも東郷神社があります。

最初聞いたときには、なぜそんなところに? と不思議に思いましたが、

日本海海戦が行われた場所を見下ろすせる場所にある、ということですから納得です。

境内には宝物館があり、戦艦「 三笠 」の模型や東郷の書簡などが展示されています。

歴史好きの方なら、楽しめる神社ではないでしょうか。

【所在地】福岡県福津市渡1815-1
【アクセス】バス停「 津屋崎橋 」より徒歩25分

東郷元帥銅像もある「 飯能 」

最後にご紹介する東郷神社は埼玉県飯能市に鎮座する、秩父御嶽神社の境内にある摂社です。

こちらの神社の神苑は「 東郷公園 」といいます。

なぜなら東郷平八郎が唯一許可したという、「 東郷元帥銅像 」があるからです。

銅像の除幕式には、東郷本人も出席したのだとか。

現在の園内には水雷や砲弾、三笠の甲板の一部などが展示されています。

えーっと、話しが逸れましたね。

そんな銅像の背後にあるのが、東郷神社です。

摂社というだけあり質素な造りですが、ファンなら一度は訪れておくべき場所といえるでしょう。

【所在地】埼玉県飯能市坂石580
【アクセス】西武鉄道吾野駅より徒歩25分

つくったのは海軍側の事情だった?

神社には必ず「 由緒 」や「 縁起 」といった、その神社がつくられたエピソードというものがあるはずです。

渋谷の東郷神社公式HPには神社の由緒として、このように書かれています。

神社にお祀りしてほしいとの要望と献金が全国各地から海軍省に届き、

(中略)

財団法人東郷元帥記念会を設立、全国民に呼びかけて国民からの浄財によって神社を創建することになりました。

この文章を読むと東郷平八郎死後、彼の偉大な功績を称え、国民の力でもって神社がつくられたという印象を受けますよね。

たしかに国民からの浄財(じょうざい)を集めたのかもしれませんが、他方でこんなこともいわれています。

神社の建立計画は、東郷平八郎本人が生きている頃から始まっており、さらにそれは海軍が陸軍に対抗するためだったというのです。

乃木希典を祀る乃木神社

東京・乃木坂には「 乃木神社 」がありますが、そちらのご祭神をご存知でしょうか。

そうです、陸軍の乃木希典(のぎ・まれすけ)です。

名将として名を馳せた上、明治天皇が崩御した際には妻とともに殉死(じゅんし)するというショッキングな最期も相まって、

死後は軍神として神社に祀られることになったのです。

これに焦った海軍、ではウチは東郷平八郎を祀ろう! と考えたようです。

東郷平八郎は神社に反対

ですが、神になる予定の本人はたまったものではないでしょうね。

海軍の計画を知り、東郷は「 わしはまだ生きておる 」と激怒したとか。

しかし本人の反対もむなしく、死後は軍神としてお祀りされることになりました。

現在の東郷神社は、勝負運のパワースポットと呼ばれています。

私はいつも「 東郷さん、なんかすみません 」という気持ちでお参りしています。

東郷平八郎は、参拝者にご利益なるものをあげないといけなくなったのですから・・・・・・。

きょうのまとめ

今回は東郷平八郎をお祀りする「東郷神社」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

① 東郷神社は全国に3カ所(渋谷・福津・飯能)存在する

② 東郷神社の建立計画は、本人が生きている間から持ち上がった

③ 東郷平八郎は神社をつくることに反対していた

こちらのサイトでは他にも、東郷平八郎に関する記事をわかりやすく書いています。

ご興味をお持ちの方は、ぜひご覧になってくださいね!

 

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