ロシアの文豪トルストイおすすめ作品3選!

 

帝政ロシア時代に活躍した文豪、

レフ・トルストイ

彼が遺した作品たちは、

国も時代も越え世界中に多くの愛読者を持ちます。

そこで今回は、なかでもおすすめしたいトルストイの小説を3作、

厳選してご紹介していきます。

 

『アンナ・カレーニナ』

トルストイ

トルストイ
出典:Wikipedia

まず最初におすすめしたいトルストイの作品は、

『アンナ・カレーニナ』

禁断の愛を巡る長編の恋愛小説です。

2012年にはキーラ・ナイトレイが主演で映画化もされたため、

作品名をご存知の方も多いのではないでしょうか。

1873年に執筆が開始され、2年後に「ロシア報知」という雑誌に連載開始、

そのさらに2年後に単行本が刊行されました。

トルストイを代表する作品の一つであり、

現代でも広く親しまれています。

あらすじ

物語の舞台は1870年代のロシア。

貴族であり政府の高官を務めるカレーニン。

その妻で、地位と美貌により社交界の華となっていたアンナはある日、

兄夫婦の仲を取り持つためモスクワへと旅立ちます。

そこで彼女は、若く気品あふれる貴族の将校

ヴロンスキーと運命的な出会いを果たし、互いに惹かれ合っていきます。

夫と子供もいるアンナは一度はヴロンスキーを拒絶しますが、

その心は抗いようもなく彼に引き寄せられていくのでした。

おすすめポイント

『アンナ・カレーニナ』で注目すべきおすすめポイントは、

「二つの対比」です。

この物語では、主人公アンナ・カレーニナの満たされない夫婦愛

満たされる不義の愛の間で揺れ動く描写の他に、

もう一人の主人公とも言える人物、

リョービンの純愛が対照的に描かれています。

リョービンはアンナの兄嫁の妹、キティに想いを寄せる農地経営者の男性です。

作者のトルストイは、アンナとリョービン2人の人物を描くことで、

・貴族と庶民

・都市と農村

・不義の愛と純愛

等、当時のロシア社会の実情と共に、

人間が抱える普遍的な問題を浮き彫りにしているのです。

この精巧に作り込まれた作品は、多くの作家たちに高く評価されています。

 

『戦争と平和』

2つ目におすすめしたいトルストイの作品は、

『戦争と平和』

ロシア人とフランスの皇帝ナポレオンとの戦争を描いた長編小説です。

こちらもトルストイの代表作と言える作品で、

映画化やドラマ化もされています。

日本では宝塚歌劇団によってミュージカル上演もされました。

物語の舞台は19世紀前半に起きたナポレオン戦争の時代。

地理的にはロシアから中欧諸国、と広大な範囲にまたがります。

さらにナポレオンを含む歴史上の有名人から無名の人物まで、

この作品に登場する人物はなんと559人。

これだけスケールの壮大な作品ゆえに物語の展開も複雑に入り組んでいて、

とても難解な作品ではあるのですが、

現在でも愛読され続ける世界的な名著です。

あらすじ

物語は4つの貴族の家庭を中心にナポレオン戦争、平和、

そして様々な事件へと展開していきます。

おすすめポイント1

『戦争と平和』のなかで注目すべきおすすめポイントは、

文学作品でありながらナポレオン戦争とその前後のロシア社会を学べる、

言わば歴史書のような役割も果たしているところです。

アウステルリッツの戦いやフランス軍によるロシア遠征など、

トルストイの写実的な描写によって、歴史背景がしっかりと描かれています。

ナポレオン戦争やロシアの歴史をこれから学ぶ人にとっては、

ぜひとも押さえておきたい一冊です。

おすすめポイント2

この作品のもう一つおすすめしたいポイントは、

トルストイがこの作品を通して読者に対し、

人生について語りかけているという点です。

ロシアで起きた戦争とその時代に生きた人々を描いた長編小説ですが、

そこには自分探しをしながら徐々に成長していく若者の姿も描かれているのです。

戦争という激動の時代を生きるなかで、生とは何か、愛とは何か、

そして幸せとは何か

物語に登場する若者たちの人生を通し、

今を生きている読者は改めて生きがいとは何かを考えさせられます。

 

『イワンの馬鹿』

最後にご紹介するトルストイおすすめ作品は、

『イワンの馬鹿』

この作品は、先にご紹介した2作品とは異なる民話です。

先の2作品はスケールも大きく話も複雑で、

ロシア文学ならではの難解さがありましたが、

この作品は児童文学にもなっていて、

面白おかしく私たちに教訓を与えてくれる作品です。

どんな作品?

軽く読める作品のためあらすじは省きますが、

この物語の主人公は四兄妹の三男イワンです。

悪魔によって様々な罠を仕掛けられるのですが、

イワンが馬鹿すぎて悪魔の方が参ってしまうのです。

おすすめポイント

『イワンの馬鹿』のおすすめポイントは、他の様々な民話と同じく、

私たちに気づきをもたらしてくれるところです。

この作品では「働く」ということについて。

働くうえで行き詰まりを感じる全ての人に読んでほしい一作です。

 

きょうのまとめ

今回は、ロシアの文豪トルストイのおすすめ作品を厳選し、

3つご紹介しました。

いかがでしたでしょうか。

最後に簡単にまとめると

① 不義の愛と純愛、対照的な2つの愛の行く末を知りたいなら『アンナ・カレーニナ』

② ナポレオン戦争時代、ロシアの人々の暮らしを知りたいなら『戦争と平和』

③ トルストイを読んでみたいけど、文学って難しそう。そんなあなたには『イワンの馬鹿』

トルストイの作品は他にも様々あります。

あなたが人におすすめしたくなるのはどの作品でしょうか。

 

トルストイの年表を含む【完全版まとめ】記事はこちらをどうぞ。
関連記事 >>>> 「トルストイとはどんな人物?簡単に説明【完全版まとめ】」

 

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