サッチャーの名言「鉄の女」の遺した言葉

 

イギリスで初の女性首相となり、

その強い性格から「鉄の女」という異名を持つ、

マーガレット・サッチャー

保守党に所属し、財政難に陥っていた英国経済の立て直しを図り、

新自由主義政策を推進しました。

今回は、そんなサッチャーが遺した名言をご紹介していきます。

 

リーダーについて

マーガレット・サッチャー

マーガレット・サッチャー
出典:Wikipedia

ここでは、サッチャーのリーダー論について分かる名言をご紹介していきます。

リーダー論 その1

リーダーは好かれなくてもよい。

しかし、尊敬されなくてはならない。

世の中には人に好かれるリーダーはたくさんいます。

そしてそういうリーダーの方がマスメディアにもよく取り上げられ、

人々は無意識のうちに、リーダーとは人に好かれなけらばならない、

と思い込んでしまいがちです。

しかしサッチャーは、リーダーに真に必要なことは好かれることではなく、

尊敬されることだ、とこの名言で語っています。

皆さんの周囲にもいませんか。なんだか近寄りがたいけど、

この人の生き方は尊敬できるな、という人。

そしてその人の言う言葉にはつい耳を傾けてしまう、ということはありませんか。

リーダー論 その2

好かれようとしているだけなら、いつでも何でも妥協する用意があり、

何も達成しないだろう。

好かれることに必死になりすぎたリーダーは、周囲の顔色ばかりを窺うようになり、

自分の本来掲げていたはずの目標からどんどん遠ざかっていきます。

その結果、中身のない無駄な言動や優柔不断さが目立つようになり、

蓋を開けてみれば案の定、何も成し遂げられずに時間ばかりが過ぎています。

リーダー論 その3

多数に追随するな。自分自身で決断せよ。

そして人々も納得させ、リードしていけ。

前述した2つの名言を踏まえ、サッチャーはこの名言で結論を出しています。

大切なのは、自分自身で考え決めること。

そしてその決断に自信を持ち、堂々とした態度で人々を納得させ、

導くように力強い姿を示すことです。

 

女性の活躍について

英国初の女性首相として、サッチャーは社会における男女についても語っています。

それぞれの活躍の場

政治において、言ってみてほしいことがあれば、男に頼みなさい。

やってほしいことがあれば、女に頼みなさい。

サッチャーが活躍した20世紀後半の世の中は、

まだまだ男性の社会的な影響力の方が強い時代でした。

そんななかで英国初の女性首相となった彼女は、

政治における男女の活躍の場を冷静に分析しています。

より多くの人々に聞き入れてもらうためには、影響力の強い男性たちに。

より確実で丁寧な実行力を期待するには、細かい配慮の得意な女性たちに。

この名言では、当時の男女の得意分野を政治に上手く活かそうとしている

サッチャーの考えが窺えます。

男女の役割

高々と鳴くのは雄鶏かもしれません。

しかし、卵を産むのは雌鶏です。

先にご紹介した名言をより分かりやすく例えたのがこの名言です。

近年までの多くの国では、政治の場に限らず、

様々な場面において男性は周囲への影響力を持ち、

女性はその社会を支える縁の下の力持ちのような存在として、歴史を紡いできました。

男女平等へ向けた意識の強くなった現代では、

この名言すら物議を醸す対象になるかもしれませんが、

サッチャーは男女の役割についてこのように考えていました。

あくまで能力次第

女性運動を声高にやる人は嫌いです。

男女の別に関係なく、人間は能力で決まる。

そんな女性の活躍の仕方について考えていたサッチャーですが、

この名言では決して女性を優遇しようとしていたわけではないことが分ります。

男女どちらにしても、結局は能力のある人間が活躍できるというをきっぱり言い切っています。

 

人生について

ここでは、人生全体について触れているサッチャーの名言をご紹介します。

人生論 その1

人の一生は、最終的にその人の人格に左右され、

品格は自分をどう形成するかにかかっている。

サッチャーは、人格や品格というものを重んじていました。

人は、積み上げたものによって形成される人格によって、

その人生が良かったかどうかが分かれてくるのです。

そしてそれを決めるのもその人自身の人格なのです。

以下でご紹介する名言が、人格の形成について分かりやすく説明しています。

人生論 その2

考えは言葉となり、言葉は行動となり、行動は習慣となり、

習慣は人格となり、人格は運命となる。

人格というものは、意識して形成されるものではありません。

その過程は何段階にも分かれていて、その人の日々の生活すべてが関わっています。

そして最後にそれは、その人物自身の運命として刻まれることになる、

とサッチャーは考えていました。

 

きょうのまとめ

今回は、「鉄の女」サッチャーが遺した名言をご紹介しました。

何か印象に残るものはありましたか。

ご紹介した名言の内容を簡単にまとめると

① リーダーは好かれるよりも、尊敬されよ。そのためには自身で決断を下し、人々を堂々とリードせよ。

② 男女はそれぞれに得意分野がある。しかし結局は性差に関係なく、能力の有無が肝心である。

③ 人間の人格は、日々のあらゆる行いの積み重ねによって形成される。そしてそれは運命となり、その人の一生となる。

サッチャーは他にも様々な名言を遺しています。

興味を持たれた方はぜひ調べてみて下さい。

彼女の性格の強靭さが表れた言葉の数々に、あなたは何を思うでしょうか。

 

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