中国革命の父孫文 | 冷静と情熱を内包した名言たち

 

『三民主義』を発表し、初代中華民国の臨時大統領になった

孫文

清王朝が続く19世紀の後半に生まれた彼は、

後に「中国革命の父」、「国父」と呼ばれるようになります。

革命を起こした孫文は、一体どんな言葉を残しているのでしょうか。

今回は彼の名言からその思考を探ってみましょう。

 

中国革命の父孫文 名言

孫文

出典:Wikipedia

自分がやれると信じるなら

自分がやれると信じるなら、たとえ山を移し、海をくつがえすほど困難なことでも、いつかは成し遂げることができる。

自分がやれないと思うなら、たとえ掌を返し、枝を折るほど容易なことでも、永遠に成し遂げることができない。

清王朝の打倒を果たし、中華民国を建国するほどの偉業を成した孫文は、

この名言によってその意思と意志の強さを感じさせます。

何をするにしても、気持ちがついてこなければいずれは限界を感じ、

中途半端な結果になってしまいます。

目標や夢を抱いてしまったのなら、きっと自分にはできる!と信じ、

具体的な方法を計画して行動を起こし、着実に近づいていきましょう。

モチベーションを保つコツは、あえて理想を明確にし過ぎないことです。

いつどんな形で叶っているか分からない、くらいの方が

理想と現実の間で絶望することもなく、途中で壁に当たったとしても、

広い視野で幅広い選択肢の中から解決策を見つける余裕が生まれます。

それに何より楽しみを後にとっておけますよね。

夢は大きく漠然と、行動は具体的かつ計画的に。

孫文自身も、

「人生は全て七転八倒だ。大切なことは慌てないこと。
絶望さえしなければ必ず成就する。」

という名言を残し、余裕を持って着実に革命活動を行っていったのです。

信念ができると、力が生まれる

信念ができると、力が生まれる

孫文は「信念」や「志」そして「信義」といったものをとても大切にしていました。

それはまるで、自分のなかに生まれた核のようなものです。

あるいは、その核に灯った小さな炎。

どんなに多くの情報や音にまみれても、強風や冷たい外気にさらされても、

核さえ見失わなければ、再び炎は灯ります。

そして人は、その核の存在を確認して再び活力を見出すのです。

抽象的な言い方になってしまいましたが、

孫文は信義や志を持つことの重要性をこんな名言でも説いています。

「世間でいう成功者とは、一時の栄に過ぎない。
志と信義を持つ者こそが、万世にわたる功績を成す。」

地盤を確保する方法とは何か

地盤を確保する方法とは何か。それは人心を得ることにある。
一度、人心を得れば、この地盤を永久に我々のものにし、他人から奪われることはない。

人間が一人でできることには限界があります。

どんなに孤独が好きで、一匹狼タイプの人でも、

どこかしらに他人との接点を持ちます。

ましてや何か大きなことを成そうとするのなら、

それに協力してくれる、あるいは賛同してくれる存在が不可欠です。

孫文が清王朝を打倒し、中華民国の建国を果たすまでの道のりは長く、

人々の心を動かすために、考えを発信し続けて少しずつ同志を集めていきました。

そして同志を得ていくほどに、その考えは強固なものとなり、

それが地盤となっていったのです。

名言の後半で、一度人心を得たらこの地盤を永遠に自分たちのものにして

他人から奪われることはない、と言い切っていることからは、

孫文が人々からの期待や信用を裏切ることはない、

という決意や自信に満ち溢れた様子を感じ取ることができます。

 

日本と交流のあった孫文 名言

中国革命の父と呼ばれた孫文でしたが、実は革命に失敗した過去があり、

そのとき日本に亡命しています。

そしてその時以外にも何度か日本を訪れていて、多くの日本人と交流を持っています。

そのなかには、後に日本の首相となる犬養毅もいました。

次にご紹介するのは、孫文が日本に関して述べた名言です。

日本民族は、すでに一面欧米の覇道文化を取り入れると共に

日本民族は、すでに一面欧米の覇道文化を取り入れると共に、他面、アジアの王道文化の本質を持っているのであります。

今後日本が世界の文化に対し、西洋覇道の犬となるか、あるいは東洋王道の千城となるか、それは日本国民の慎重に考慮すべきことであります。

この名言のなかで孫文が述べている、

「覇道」と「王道」の違いについて述べているのが、以下の名言です。

東方の文化は「王道」であり、西方の文化は「覇道」であります。
「王道」は仁義道徳を主張するものであり、
「覇道」は功利強権を主張するものであります。
仁義道徳は正義合理によって人を感化するものであり、
功利強権は洋銃大砲をもって人を圧迫するものであります。

 

きょうのまとめ

今回は中国革命の父、孫文の残した名言をご紹介しました。

いかがでしたでしょうか。

名言の内容を簡単にまとめると

① 自分ができると思ったことは、どんなに困難なことでもできるが、できないと思ったらどんなに簡単なことでもできない。慌てず、絶望しなければ必ず成就する。

② 信念ができれば力が生まれる。地盤を得るには人の心をつかむことが重要で、志や信義を持つ者が後々まで功績を遺す。

③ 日本は今後世界の文化に対して、欧米的な武力による圧迫の言いなりになるか、アジア的な正義や合理によって人を感化するか慎重に考慮すべきである。

生涯をかけて革命活動に尽力した孫文の名言には、

広い視野と冷静な思考力のなかに、

静かに燃える情熱をかいま見ることができます。

 

孫文の年表を含む【完全版まとめ】記事はこちらをどうぞ。
関連記事 >>>> 「孫文とはどんな人物?簡単に説明【完全版まとめ】」

 










合わせて読みたい記事



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

four × 2 =