劇作家『シェイクスピア』名言(英語)3選

 

俳優であり劇作家だった

ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)。

『ロミオとジュリエット』の作者といえば、ピンとくるのでは?

エリザベス1世の庇護を受けて成功し、

「成り上がりの烏」と人に妬まれるほど、数々の名作を残しています。

彼が活躍していたころ、イギリスでは、ルネサンスが絶頂を迎えており、エリザベス朝ルネサンス文学の代表者としても称されています。

また、先ほどご紹介した『ロミオとジュリエット』以外にも、『ハムレット』、『オセロ』、『マクベス』、『リア王』の、4大悲劇を描いた人物としても有名です。

今回は、シェークスピアが残した名言を、英語を交えてご紹介したいと思います。

 

シェークスピアが残した名言

ウィリアム・シェイクスピア
William Shakespeare

シェークスピアの名言を3つご紹介いたします。

生きるべきか死すべきか、それが問題

シェイクスピア
To be, or not to be: that is the question.

(生きるべきか死すべきか、それが問題だ)

『ハムレット』第3幕第1場

「突然死」をした父の亡霊が、

「自分から王位を奪うために弟に毒殺された。」

と伝えたことで、息子のハムレットを悩ませるシーンに出てくる名言です。

訳については、賛否両論ありますが、原文より名訳ともいわれています。

ハムレットは切羽詰まった中で、自分の人生に思い悩んでいる、彼の姿が目に浮かんできませんか?

彼は、叔父に復讐を誓い、狂気を装い決行の時を待ちます…。

人生の中では、究極の選択をすることも多いですが、ネガティブ志向は最終決定でいいと思います。

飛行機が台風などで、欠航するか否かを決めるのは、飛び立つ直前にパイロットが決断することが多いとか。

欠航すると決定くだすまでには、なんとか飛べる方法はないものかと、色々模索するそうです。

色々な辛いことが人生にはありますが、ポジティブに生きて良い結果を導きたいものですね。

不幸を治す薬は、希望より他にはない

sシェイクスピア
The miserable have no other medicine but only hope.

(不幸を治す薬は、希望より他にはありません)

『尺には尺を』 第3幕第1場

分かりやすくとってもシンプルな名言です。

絶望した時に思い出したい言葉かも。

もう駄目だと思っても、そこから這い上がる自分を想像すれば、きっと何か希望が見つかるはず。

今抱えている自分の不幸は、きっと自分のためになる希望への試練。

どんなことも何一つ無駄なことはありません。

ちょっとだけ不幸を楽しむ、心のゆとりを持ってみませんか?

『尺には尺を』は、シェークスピアの問題劇といわれている作品です。

藤木直人さん主演の舞台で、公演されています。

これは、蜷川幸雄氏の遺作となった舞台です。

DVDも出ているので、ご覧になってみてはいかがでしょう。

この世は舞台、人はみな役者

シェイクスピア
All the world’s a stage, And all the men and women merely players.

(この世は舞台、人はみな役者だ)

『お気に召すまま』第2幕第7場より

シェークスピアは、

「人間はみな役者であり名優です。

用意された舞台に上り、自分が最高と思える振る舞いをその舞台で演じます。

そして死んでゆくのです。」

と、いう意味で書いたようです。

人って同じ空間を過ごしていても、ひとりひとり全く違う意見を持ち、行動も誰一人として同じではありません。

自分の人生の舞台では、それぞれが役者で、その物語の主人公です。

少しでもステキな人生を送れるように、自分自身を演出するのも自分自身。

自分の人生を悔いなく生き、素晴らしい舞台にしたいものですね。

シェークスピアは、人生=舞台に例え、人々に訴えかけることが多かったようです。

ヴェニスの商人の1幕1場では、

「世間は世間、それだけのものだろう、グラシアーノー、つまり舞台だ、人は誰でも一役演じなければならぬ、そしておれの役はふさぎの虫ってわけだ。」という、セリフも人生を舞台に例えていることで有名です。

 

きょうのまとめ

シェークスピアの名言を3つご紹介しました。

いかがでしたでしょうか?

最後にもう一度振り返ってみましょう。

① 生きるべきか死すべきか、それが問題

② 不幸を治す薬は、希望より他にはない

③ この世は舞台、人はみな役者

こちらのサイトでは他にも、シェークスピアにまつわる記事をわかりやすく書いています。

より理解を深めたい方は、ぜひお読みになってくださいね。

 
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