ニュートンと万有引力の法則とりんご

 

ニュートンと言えば木からりんごが落っこちるのを見て、万有引力の法則を見つけた、と言われております。

ですが、この説、本当なのかはだいぶあやしいです。

では、

●ニュートンが見つけた万有引力の法則とはどんなもの

どんないきさつで見つけたのか

●そこに秘められた天才科学者同士のどろどろの人間関係

を見てまいりましょう。

 

ニュートンのりんごエピソード

その時、イギリスではペストが大流行。

ニュートンは「これではとても大学に通えない」ということで故郷のウールスソープに帰っておりました。

当然、暇になってしまいましたので、今までの研究結果などをいろいろと整理したり、いろいろと思索をめぐらしたり、しておりました。

すると、あれれ、今、庭の木のりんごが落っこちました。

そこでニュートンはNewトン!とひらめきます(ちょっと寒かったですかね。汗)。

「りんごを引っ張る力が地球にあるんなら、月にだって引っ張る力があるんじゃないの」

そうです。

これでなんかいろんな疑問がストン!ストン!ストン!と解決されていってしまいました。

とさ。

もちろん、さっき書いた通りこのエピソードは確証がありません。

 

慣性の法則と万有引力の法則

月に引力がある、っていきなり突飛なことに気づくね、と思いませんか。

天才ってすんごいですね。

確かにそうなのですが、これは何もニュートン一人で見つけた法則ではありません。

だってそらそうじゃないですか?

ニュートン自身が言っている通り、これはたくさんの先人の研究成果があって、ニュートンはその上乗せにひらめいたにすぎない、ということです。

まず、天体観測にとっても熱心なティコ・ブラーエが

「太陽に対して火星が楕円軌道上を動いている」

というのを見つけます。

そして、

「ねえねえ。これ何で?私理論構築がようわからんのですけど」

と数学者のケプラーに相談。

これをもとにしてケプラーはケプラーの法則というのを構築しました。

この法則は全部で3つあります。

その第1法則がずばり、

「惑星は、太陽を焦点の一つとする楕円軌道(だえんきどう)上を動く」

出典: Wikipediaケプラーの法則より

そもそも、慣性の法則っていうのを中学の理科で習ったのを覚えておりませんか。

だれが発見したでしょう。

正解は“科学の父”ガリレオ・ガリレイです。

そこに、

「物体に力が加わった時、その物体は“等速直線運動”をする」

というのがありました。

「おかしい」と思いませんか。

だって月は地球の周りを“くるくる”公転していますよね。

地球だって太陽の周りを“くるくる”公転していますよね。

そこでニュートンさんのあのNewトン!なひらめきです。

……(汗)。

「いや、お月さんが等速直線に落ちてこないのはあなた、地球ともう一つ、お月さんにもなんかパワーがあるからですよ。

おたがいのパワーが作用しあってああいう動きになるんです(万有引力と、あと遠心力も作用しておりますよ!)」

 

ニュートンとフックの関係

いわゆる天才肌と呼ばれる中には、人間関係でつまづきがちな人たちが結構おります。

ちょうどこの時代をともにイギリスで生きたニュートンフック(※)はそういう傾向が強いです。

(※)バネに関するフックの法則などで有名

ニュートンはプライドがとても強く、ちょっと偏屈(へんくつ)で、あまりに傷つきやすく、根に持ちます。

フックもプライドがとても強く、ちょっと偏屈で、仕切り屋で、悪言癖です。

そんなお二人がおんなじ時代、おんなじ国、おんなじ分野に生きてどうなったかというと。

泥沼のケンカになっちゃいました。

この二人はもともと光学理論で争いあっておりました。

フ「ダーメー!お前の論理全然ダーメー!」

ニュ「ケチョンケチョンにしやがって……。思いっきりいじけてやる……」

そこに来てさらに、万有引力でも

フ「オレが先に見つけただろ」

ニュ「こっちの方がより完璧だ」

で言い合いになります。

もともとはいそがしかったり、ちょっと言葉足らずだったり、デビューでけなされて傷ついたり、とおたがいいろんな事情があったのですね。

生前はいろいろとあったようですが、今はおたがい科学界に輝かしい名を残しております。

 

きょうのまとめ

① ニュートンのリンゴ・エピソードは作り話の可能性大

② ニュートンの万有引力の法則の発見はそれまでのたくさんの先人たちの成果の積み重ねの上に成り立つ

③ ニュートンとフックは万有引力の法則をめぐり、誤解もあったりして、仲が悪くなってしまった

 

ニュートンの年表を含む【完全版まとめ】記事はこちらをどうぞ。
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