電気技師にして発明家としても活躍した、二コラ・テスラ。
主に電気やエネルギーに関する実験や発明で有名な彼は、現代でも人々に天才と謳われています。
語学が堪能で、詩作や音楽的な才能もあったという彼は、一体どんな人物だったのでしょうか。
今回は、二コラ・テスラが遺した名言からその人物像を探ってみましょう。
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天才二コラ・テスラの名言
ここでは、二コラ・テスラの天才ぶりを窺うことができる名言たちをご紹介していきます。
天才の脳内
蛍光灯や無線操縦など、現代の生活システムにも根差す様な数々の発明を遺した二コラ・テスラ。
天才として人々に認識される彼が遺した偉業は、それでも彼のアイディアのほんの一部に過ぎないことを、この名言では知ることができます。
天才とは
この名言では、二コラ・テスラの「天才」に対する考えを窺うことができます。
彼にとって天才と呼ぶのにふさわしいのは、1%のひらめきができる人のことなのです。
そのひらめきの強烈さは、それまでの努力全てが水の泡になるほどに圧倒的なもの。
二コラ・テスラはこのひらめきこそ、天才が天才たる所以であると考えていました。
まずは脳内シュミレーション
まずは頭の中で装置を動かし、改良を行っていく。
実際に工場で試験を行うのも、思考の上で試すのも、大した違いはないのだ。
そんなひらめきによって、数々の実験や発明を成功させてきた天才、二コラ・テスラ。
しかし彼はひらめいた勢いのまますぐに行動に移すのではなく、冷静かつ慎重に行動していたことがこの名言から見えてきます。
それでも、頭の中で装置を動かすことをサラッとやってのけてしまうところに、彼の天才性を垣間見ることができます。
行動に移す前にあらゆる事態を想定し、最低限の実務的労力で成功へ導く。
たとえ凡人であっても、これは二コラ・テスラから見習いたいところです。
内に広がる可能性
ここでは、二コラ・テスラが重視していた人間の可能性について窺うことができる名言たちをご紹介します。
忘れがちな内面世界
世の中はあらゆる刺激で溢れています。
日々変わりゆく出来事や情報を受けることにいっぱいいっぱいで、気づいたらへとへとになっている。
そしてまた、華やかで分かりやすく楽し気な外の世界へ、癒しや救いを求めに行く。
二コラ・テスラが活躍したのは19世紀~20世紀ですが、21世紀を生きる私たちは彼の時代よりもさらに外の世界に触れやすくなっています。
こうなると、外界を遮断し自分の内面と向き合うということは、意識して行わない限り困難です。
情報に溺れ、目先の享楽に耽る日々を虚しく思うときが来たら、この名言を思い出してみて下さい。
あなたが真に望むことは何なのか、きっと見えてくるはずです。
人の成長に必要なもの
ひらめきや、個人の内面で起こる出来事を重視していた二コラ・テスラ。
そんな彼は、人の内面的な成長には創造力が不可欠であると考えていました。
自身の経験や想像力、そして少しの知識を用いて自ら創造しようとする能力。
ここを鍛えることで、その人物の器は広がり人としての進歩的な発達に繋がるのです。
この名言では、創造性がいかに大切であるかに気づかせてくれます。
直観の偉大さ
我々の脳の中にある素晴らしい組織に比べれば、論理や計画的な努力は、取るに足らないものになってしまう。
「直観」とは、深く考える間もなく、一瞬で物事の本質を見極めるということ。
ちなみにもう一つの「直感」は、深く考える間もなく、感覚的に捉えることなので前者とは意味が違います。
この名言で二コラ・テスラが私たちに伝えているのは、「直観」の偉大さ。
未だに謎の多い私たちの脳内の仕組みは、ときに一瞬で事物の本質を導き出すことを可能にします。
ひとたびこの直観が働いてしまえば、それまでの念入りな努力は無駄足になってしまう、と彼は言います。
しかしそれまでの経験や知識の蓄積によって、ある時それらが一瞬で脳内に統合され、直観という形で表れているとも考えることができるのです。
きょうのまとめ
今回は、二コラ・テスラが遺した名言を厳選して6つご紹介しました。
いかがでしたか。
何か心に残るものはあったでしょうか。
今回の内容を簡単にまとめると
① 電気技師で発明家としても有名な二コラ・テスラは、多くの名言を遺している。
② 名言の中には、二コラ・テスラの天才性を思わせるものもある。
③ 二コラ・テスラは、人間の脳や内面にあるものを重視するような名言を多く遺している。
二コラ・テスラは、ご紹介したもの以外にもまだ多くの名言を遺しています。
ご興味を持たれた方は、お時間のあるときにでもぜひ調べてみて下さい。
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