レオナルド・ダ・ヴィンチ。
ものすごく有名な画家です。
しかし、その割に完成作品はあまりないと言われます。
かなり理想が高かったのでしょう。
「いくら時間と手間暇をかけてもいいから、“本当にいいもの”を造り上げたい」
そんなレオナルド・ダ・ヴィンチが書き残した傑作を一挙紹介です。
紹介するのはこの人。
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ナビゲーター、ジャコモ
どうもー。ジャコモです。
おいらはレオナルド・ダ・ヴィンチ先生の弟子であり、養子です。
手癖の悪い“ドきままもの”といわれているそうですが、そんなことはあなたも気にしない方がいいです。
早速紹介しますニャ!
レオナルド・ダ・ヴィンチ代表作品7選
キリストの洗礼
伝説の一枚です。
ニャにが伝説かって、この絵をよく見てください。
一部分だけ明らかにウマさが際立っています。
一番左の巻き毛の男の子です。
実はこの作品全体はレオナルド・ダ・ヴィンチ先生のものではありません。
お師匠のヴェロッキオさんのものです。
でも、左端の男の子があんまりうますぎるんでヴェロッキオさんはヤんなって画家をやめてしまいました。
ちなみにこの男の子のとこだけ描いたのが、われらがダ・ヴィンチ先生、当時弟子入りしたばかり(※)の14才です。
(※)レオナルド・ダ・ヴィンチ弟子入りの年齢はいろんな説がありますが、14才説が一番有力です。
天才は罪です。
追伸)この男の子、実はジャコモの少年時代にものすごく似ています。レオナルド・ダ・ヴィンチがジャコモを気に入った理由が垣間見られます。
受胎告知
レオナルド・ダ・ヴィンチ先生の記念すべきデビュー作か?とも言われております。
当時23才です。
大天使ガブリエルが聖母マリアに「神の子イエスが生まれましたよ」と告げている場面です。
ちなみにガブリエルは聖母マリアにピースサインをしているわけではありません。
「祝福しますよ」という合図です。
これに対してマリア様は驚いて左手を広げていらっしゃいます。
この時代の絵は、登場する手ぶりや物や動物に複雑な意味をいっぱいこめています。
まるで謎解きのようです。
最後の晩餐(ばんさん)
イエス・キリストがユダに裏切られる前、最後に弟子たちと夕ご飯を食べる場面です。
みんにゃ、食事よりもいろんなことに夢中になっています。
何をやっているのでしょう?
おいらはご飯がとっても大事ですニャ♡
モナリザ
『モナリザ』はレオナルド・ダ・ヴィンチ先生が最後まで手放さなかった作品です。
ダ・ヴィンチ先生は誰とも結婚しにゃかったのに大層な入れこみようです。
死ぬまで何度も何度も手を入れなおしました。
この辺の並外れた一途さが天才たるゆえんです。
にしても、おいら以外に?
……許せないですニャ。
白貂(てん)を抱く婦人
うニュ!
よく見ますニャ。
この絵は若いお嬢さんもさることニャがら、白い貂が妙にリアル。
また何気に、貂(ギリシア語でガレー)はお嬢さんのモデル“チェチリア・ガレアーニ”にちなんでおります。
レオナルド・ダ・ヴィンチ先生はシャレも利いています。
にしても、貂を見ていると、ウウウ……(本能がうずきますニャ!)。
ウィトルウィフス的人体図
わりとどっかで見かけたことがあるんじゃないかと思います。
あの謎めいた人体図。
実はレオナルド・ダ・ヴィンチ先生の作品です。
あそこに描かれた正方形の一辺の長さと円の半径は黄金比(1:0.618・・・だと言われています。
ピラミッドやパルテノン神殿の底辺と高さの比もこれだという説です。
なぜかはわかりませんが、いろいろとっても収まりのよい比率です。
ダ・ヴィンチ先生はダテに天才をやってません。
解剖学や数学・建築学などいろんな最先端の学問を研究し、作画に生かしてます。
洗礼者聖ヨハネ
来ましたニャ!
レオナルド・ダ・ヴィンチ先生最晩年の大傑作です。
洗礼者ヨハネとはイエス・キリストの親戚であり、とてもえらい宗教者様です。
イエス・キリストに洗礼も授けました。
ふつう、ヨハネは修行者なので、もうちょっと険しく描かれます。
それに比べるとこの絵は、明らかに若さに満ちあふれ、おさえがたい色気すら垣間見られます。
だれかにそっくりですニャ♡
気付きました?
そうです。
これは“おいら”というのがもっぱらの説ですニャ!
いや~、先生はやっぱりおいらがいないと。
仕方がありませんニャ~♡
きょうのまとめ
① レオナルド・ダ・ヴィンチは天才すぎて師匠ヴェロッキオも画家をやめてしまった
② レオナルド・ダ・ヴィンチは解剖学や数学・建築学など当時最先端のいろんな学問を吸収し、作画に生かした
③ レオナルド・ダ・ヴィンチ作品には養子ジャコモと縁の深げなものが多い
おいらにゃしでダ・ヴィンチ先生はいてられませんニャ(妖微笑)。
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