イギリス出身の自然科学者、チャールズ・ダーウィン。
現代の生物学の基盤ともなる種の形成理論を構築した彼は、
進化論を提唱し、『種の起源』を著したことで有名です。
自然を愛し、研究するなかで命を見つめ続けた科学者は、
一体どんな言葉を遺しているのでしょうか。
今回はチャールズ・ダーウィンの名言から、その人柄を探ってみましょう。
タップでお好きな項目へ:目次
チャールズ・ダーウィン 名言
早速ここからは、チャールズ・ダーウィンが遺した名言を3つご紹介していきます。
覚えておくと、ふとした時に役立つものがあるかもしれません。
この世界で生き残れる者とは
全ての生き物が共通の先祖を持ち、
長い時間をかけて自然選択という過程を通して進化した、
という進化論を唱えたチャールズ・ダーウィン。
彼が遺したこの名言からは、生物の歩んできた歴史という広い意味の他に、
今現在生きている人間ひとりひとりにも当てはめて考えることができます。
力や知恵にもまして重要なのは、状況に応じて変化、あるいは順応できる柔軟性です。
周囲と比べて劣等感を感じる必要はないのです。
それよりも、気持ちを切り替えて冷静に状況を判断する術を身に着けたいですね。
この世の中を生きていくコツとして、覚えておきたい名言です。
見極めるべきは人ではなく
人間社会の一員として生活していくなかで、多くの人が少なからず経験する人間関係のトラブル。
親しい人の言うことを信じたい、そう思うのが多くの人の心理だとは思いますが、
そうも言ってはいられない場面に出くわすこともあるでしょう。
そんなとき、チャールズ・ダーウィンが遺したこの名言を覚えておくと、
あなたを勇気づけてくれるかもしれません。
情は揺らぎやすいですが、真実は揺らぎません。
自分にとって、相手にとって、どうすることが最適なのか選択を迫られたとき、
あなたの柔軟性が試されるのです。
人間特有の感情表現
自然界のあらゆるものを研究対象とし、ひたすら真実を追い求めていた、
チャールズ・ダーウィン。
その真面目さに近寄りがたさを感じる人も少なからずいたでしょう。
しかしそんな真面目で探求熱心な彼だからこそ、
この名言のような普段見落としがちな小さな事実に気づくことができたのです。
あ~確かに!と思った方も多いのではないでしょうか。
偉業を成した科学者は実は、日頃からどんなに些細なことにでも興味を持って、
少年のような純粋な好奇心を忘れない人物だったのです。
大人になるにつれ、忙しさに追われだんだんと余裕がなくなってくると、
多くの人が今自分の目の前にある情報に囚われてします。
しかしこの好奇心があるだけで、今の生活に彩が加わるヒントになることを、
覚えておきたいものです。
科学者ならではの名言
ここでは、チャールズ・ダーウィンにとって科学とは何なのか、
科学者はどうあるべきなのかを語っている名言をご紹介します。
科学とは・・・
それによって、普遍的な法則或いは結論を見出せる。
科学者が持つものは・・・
ただ、石のごとき心を持つべきだ。
科学者としての自分は・・・
ただつかの間の事柄に気づき、それを観察する能力が、
私は人よりも優れている。
これらの名言からは、チャールズ・ダーウィンの合理的で理性的な思考のできる冷静さや、
真実へと一歩一歩近づくための謙虚さや忍耐力、そして何よりも、
「知りたい」という執念のような好奇心の強さを感じることができます。
彼を取り巻く環境のなかで柔軟に順応しながらも、
科学者としてのブレない信念を持ち研究を続けてきたからこその、
事実に基づいた自信すら感じさせます。
きょうのまとめ
今回は、イギリスの自然科学者
チャールズ・ダーウィンの名言をご紹介していきました。
何か心に響くものはあったでしょうか。
ご紹介した名言の内容を簡単にまとめると
① 生き残ることができるのは、強い者でも賢い者でもなく、変化できる者である。
② 誰が正しいかではなく、何が正しいかが重要である。
③ 実は「赤面」は、人間特有で最も人間らしい感情表現である。
④ 科学とは、事実を整理することである。これにより、普遍的な法則や結論を見出せる。
⑤ 科学者は願望や愛着ではなく、石の心を持つべきである。
⑥ 私はつかの間の事柄に気づき、それを観察する能力が人より優れているだけである。
チャールズ・ダーウィンは、ご紹介したもの以外にも多くの名言を遺しています。
ご興味を持たれた方は、ぜひ調べてみて下さい。
彼が遺した著書なども読んでみると、
思わぬところからあなたに響く名言が見つかるかもしれません。
チャールズ・ダーウィンの年表を含む【完全版まとめ】記事はこちらをどうぞ。
関連記事 >>>> 「チャールズ・ダーウィンとはどんな人物?簡単に説明【完全版まとめ】」
その他の世界の偉人ははこちらから
関連記事 >>>> 「世界の偉人一覧」
唯一生き残ることができるのは、変化できる者である。