アドルフ・ヒトラーの名言まとめ!観衆を鼓舞した演説とは?

 

アドルフ・ヒトラーと言えばユダヤ人を大量虐殺したホロコーストを行った人物として有名です。

偏った思想を持ち、頑なにユダヤ人を排除してきたヒトラーですが、その演説力は高く、今なお歴史に刻まれる名言を数多く残しています。

ここでは、そんな彼の残した名言をまとめました。

 

アドルフ・ヒトラーの攻撃的な名言

アドルフ・ヒトラー

出典:Wikipedia

ヒトラーと言えば、好戦的で対象を蹂躙するかのような名言を多く残しています。

そんなヒトラーの特に攻撃的な名言をまとめます。

強さは防衛ではなく

「強さは防衛ではなく攻撃にある」

シンプルに、ヒトラーの攻撃的な性格を表している名言です。

彼の数々の武勲を考えれば、非常に説得力のある名言と言えます。

平和は剣によってのみ

「平和は剣によってのみ守られる」

ヒトラーらしい名言で、非常に好戦的な彼な性質が見える名言です。

自己をあらゆる武器で守ろうとしない制度は

「自己をあらゆる武器で守ろうとしない制度は、事実上自己を放棄している」

平和な日本に生きている我々には馴染みの薄い価値観ですが、この言葉が我々の現実になってしまう日も来ないとは言い切れませんね。

エリートの中のさらに強者だけが生き残るのだ

「エリートの中のさらに強者だけが生き残るのだ、その試練の中でたとえ我が民族が滅びても、私は涙しないだろう。それがその民族の運命なのだから」

人類の進化と歴史を表す自然淘汰的な考えですが、弱肉強食の世の中の一面を表した名言と言えそうです。

我々は敵を絶滅する

「我々は敵を絶滅する。根こそぎに、容赦なく、断固として」

こちら、アドルフ・ヒトラーの名言の中でも有名な一節です。

同じようなフレーズを繰り返し強調することで民衆に強く印象を残し、扇動させていたヒトラーの演説テクニックがよく表れている名言と言えます。

我々は寛大ではない

「我々は寛大ではない。他の政党をドイツから排除すべきである」

独裁的なヒトラーらしい名言です。

しかし、狭量で主張を強く持った所が、ヒトラーの成功の証だったとも言えそうです。

必要不可欠なのは一人の指導者の意志

「必要不可欠なのは一人の指導者の意志、一人が命じ、他の人はそれを実行すればよい。統治とは一人で始まり、下で終わるものだ」

こちらも独裁主義のヒトラーそのものを表している名言と言えますね。

役に立つのは人を殴れる人間だけだ

「役に立つのは人を殴れる人間だけだ」

正直、現代日本でこう言える人は誰もいないでしょうが、当時はこのような考え方もあったのだとよくわかる名言です。

並外れた天才は

「並外れた天才は、凡人に対して配慮する必要はない」

ここまで紹介してきた攻撃的な名言は、現代日本では全く使えそうにありませんが、この名言はちょっとグレーな感じですね。

ただ、「並外れた天才」……という条件付きではありますが。

アーティスト志望の方は勇気をもらえる名言かもしれません。

彼らを根絶やしにする必要がある

「彼ら(ユダヤ人)を根絶やしにする必要がある、それで人類は豊かになる」

非常に偏った思想ですが、それを実施し世界に大きく影響を与えたヒトラーらしい名言と言えます。

 

アドルフ・ヒトラーのその他の名言

ここまでは、ヒトラーの名言の中でも特に攻撃的な印象が強い、彼らしい名言を紹介しました。

次は、より政治的な側面におけるヒトラーの名言をまとめていきます。

人々が思考しないことは

「人々が思考しないことは、政府にとっては幸いだ」

こちらは今の時代にも言えることですが、支配する側は、民衆が深く物事を考えない方がありがたい側面があると言われます。

メディアは正しい情報を伝えていないと言われますが、いつの時代も嘘の情報で大衆をバカにするのが支配者たちのやり方だと言えそうです。

偉大な嘘つきは

「偉大な嘘つきは偉大な魔術師だ」

あまり関心できる話ではないかもしれませんが、こちらも支配者として正しい論理と言えそうです。

ヒトラーは嘘の重要性を説くような発言をしていますが、この言葉からも彼が全て真実を語っているわけではないことがわかりますね。

大衆は、小さな嘘よりも

「大衆は、小さな嘘よりも大きな嘘の犠牲になりやすいだろう」

大衆を扇動するのが非常に上手かったヒトラーらしい名言。

一般人に適用できるかどうかはわかりませんが、ヒトラーのレベルになると真実だったのでしょう。

リーダーシップの技術は

「リーダーシップの技術は、1つの敵に対して人々の注目を集め、その注目を分散させないように注意することにある」

こちらの名言は普通に現代日本に生きる我々にも使えそうな名言ですね。

ヒトラーは対象をハッキリさせることにこだわる人物でしたが、そのヒトラーの考え方が非常によく表れている名言です。

憎悪は、嫌悪よりも長続きするものだ

「憎悪は、嫌悪よりも長続きするものだ」

憎悪も嫌悪も似たようなものに思えなくもないですが、それを分けて考え、憎悪の方が深く長く人々の中に残ると信じたヒトラーの名言です。

自分を他人と比較するな。

自分を他人と比較するな。 もし比較するなら、あなたは自分自身の自尊心を傷付けている

こちら、これまで紹介した名言の中で、最も現代を生きる我々でも使えそうな名言ですね。

常に他を意識して蹂躙してきたヒトラーらしくない名言にも聞こえますが、ヒトラーも矛盾を抱えた人間の一人だったということでしょう。

 

きょうのまとめ

アドルフ・ヒトラーの演説で使った名言を紹介しました。

簡単にまとめると……

① ヒトラーの名言は攻撃的なものばかり

② ヒトラーの名言から彼の頑なな思想が垣間見える

現代日本に生きる我々には適用しない名言も多いですが、ヒトラーはこのように激しい名言が多かったのです。

アドルフ・ヒトラーの年表を含む【完全版まとめ】記事はこちらをどうぞ。
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