吉田茂の家系図を眺めてみると、日本の第92代内閣総理大臣を務めた麻生太郎氏の名前が出てきます。
麻生元総理と吉田茂の血が繋がっていることは結構有名なネタかと思いますが、
実は他にも、あと3人も有名な人物がいたのです。
今回は、麻生太郎さんが血を引いている4人の歴史上の人物についてご紹介します。
吉田茂の家系図
それでは早速、吉田茂の家系図をみていきましょう。
麻生太郎が血を引く歴史上の人物
それでは4人の人物について、簡単に紹介していきますね。
大久保利通
まずは大久保利通です。
いきなり超大物が来ましたね。
麻生さんの高祖父(祖母の祖父)にあたるのが、維新三傑の一人である大久保利通です。
2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』では、瑛太さんが演じている役ですね。
大久保は薩摩の下級武士として生まれるも、明治維新では倒幕運動の中心的人物として活躍。
その後は明治新政府の礎をつくった、とんでもなく凄い人です。
大久保利通一人の血を引いているだけでも十分すごいわけですが、麻生さんはそれでだけではありません。
三島通庸
次は大久保利通に比べてしまうとあまり有名ではありませんが、三島通庸です。
三島通庸は明治時代、福島県令や栃木県令、そして警視総監などを務めた人物。
1882年、福島県令の三島が自由党員たちを弾圧した事件のこと
・加波山事件
1884年、栃木・福島の自由党員が栃木県令の三島の暗殺を図るも鎮圧された事件のこと
といえば、ピンと来る方もいるかもしれません。
三島通庸も同じく、麻生さんから見たら高祖父(祖母の祖父)にあたります。
その強引な手法から「鬼県令」と呼ばれることもあった三島通庸。
麻生さんのちょい悪なファッションに、その血が出ているのかもしれません。笑
牧野伸顕
さて、次は牧野伸顕です。
牧野伸顕は大久保利通の次男で、彼の娘・雪子さんの孫が麻生さんです。
ということで、麻生さんから見たら、牧野伸顕は曾祖父にあたる人物です。
牧野伸顕は外務大臣や内務大臣、さらにパリ講和会議(1919年に開かれた、第一次世界大戦の戦後処理のために開かれた国際会議)では日本の全権を務めています。
しかし軍部からは「君側の奸(君主を思い通りに動かす悪い家臣のこと)」とみなされ、二・二六事件などで命を狙われて政界を引退しました。
吉田茂
そして最後は、日本の第45・48~51代内閣総理大臣を務めた吉田茂です。
吉田茂といえば戦後、GHQ占領下において現在の日本の基礎を築いた人物です。
第二次世界大戦終結から6年後に締結された、日本と連合国との講和条約
・日米安全保障条約
日本とアメリカとの間で締結された、日本の防衛について決めた条約
の締結でも有名ですね。
そんな吉田茂は、牧野伸顕の娘・雪子さんと結婚しています。
二人の娘が麻生さんの母・和子さんです。
麻生さんから見たら、吉田茂は祖父に当たるということですね。
さて、吉田茂は「物」について大変こだわりを持っていた人物としても知られています。
例えば、スーツとコートは「ヘンリープール」のものを好んでいたそうです。
またオーデコロンは「ピノー」のもの。
葉巻は「ヘンリー・クレイ」、マッチは「ブライアン・アンド・メイ」というふうに、
一流品の使用を心掛けていたそう。
そんな美意識も、麻生さんに引き継がれているように思えますね。
きょうのまとめ
今回は麻生太郎氏が血を引いている、4人の歴史上の人物について簡単にご紹介しました。
② 「鬼県令」こと三島通庸も麻生太郎の高祖父にあたる
③ パリ講和会議に日本側の全権として出席した牧野伸顕は、麻生太郎の曾祖父にあたる
④ 吉田茂は麻生太郎の祖父にあたる
こちらのサイトでは他にも、吉田茂についてわかりやすくまとめています。
より理解を深めたい方は、ぜひお読みになってくださいね。
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