19世紀に活躍したドイツの哲学者、
アルトゥール・ショーペンハウアー。
この世界の根底は「苦」である、といった思想をもとに、後世の思想家や芸術家に多大な影響を与えた人物です。
今回は、彼が遺した名言からその思想を覗いてみましょう。
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ショーペンハウアーの名言 人間と孤独
ここでは、人間とその孤独について語るショーペンハウアーの名言をご紹介します。
自分自身であるために
人は孤独を感じたとき、紛れもなく今そこにいる自分自身を感じます。
何者にも影響を受けていない、ありのままの自分がそこには居るのです。
孤独と自由
何故なら孤独でいるときにのみ、人間は自由になれるのだから。
ショーペンハウアー曰く、孤独こそが自由であり、それはつまり自由に孤独は付き物なのです。
社交の裏側
つまり、社交を愛するからではなく、孤独が恐ろしいからである。
人と関わりたいという欲求。
その根本にある心理をこの名言では鋭く突いています。
自身の喪失
孤独を恐れ周囲に馴染むことに徹底した場合、その人自身の失うものは多いとショーペンハウアーは言います。
優れた精神の持ち主
優れた精神を持っているということは、それだけ自分自身を見つめ、疎かにせず磨いてきたということ。
ということは必然的に、それだけ孤独の中に身を置いてきたということになるのです。
ショーペンハウアーの名言 人生と運命
ここでは、人生や運命について語るショーペンハウアーの名言を見ていきましょう。
紛れもなく不幸
この名言はほとんどの方が納得できるのではないでしょうか。
そもそもそんなことをすること自体、不毛であり自分の時間を無駄にしている証拠ですからね。
強い人
真に強い人は、どんなことも運命のせいにはせず、いちいち誰かを恨んだりもしません。
そのままを一旦受け止めて、
「さて、これからどうするか」
と先を見据えて今を生きるのです。
物事は変化する
万物は流転し、そして運もまたいつ変わるとも知れないのだから。
自分は強くない、と思っている方も大丈夫です。
ショーペンハウアーのこの名言を覚えておけば、随分と穏やかでいられるのではないでしょうか。
人生はモザイク画
この絵を美しく見るためには、それから遠く離れている必要がある。
間近にいては、それは何の印象も与えない。
今がどんなに苦しくても、きっと後になって振り返ってみればあなたをつくった重要な出来事になっているはず。
意味なんて、今は分からなくてもいいのです。
原動力
同じように人生も、心配や苦痛、苦労を背負っている方が上手く進めるものである。
背負い込み過ぎて動けなくなるのも問題ですが、ある程度の負荷は、人間を現状打破に向かわせるための原動力になります。
ショーペンハウアーの名言 知性と思考
ここではショーペンハウアーの遺した名言から、知性や思考に関するものを見ていきましょう。
限界とは
人は、知らないものは知りようがないのです。
ただし、ショーペンハウアーのこの名言を頭の片隅に置いておけば、新たな道が開けるかもしれません。
知識の罠
本を読んだり知識を蓄えるのは素晴らしいことです。
しかし貯め込むだけは、薄っぺらくどこか残念な印象を与えます。
読書の意味
本は知識の宝庫です。
そして読書はその知識を教えてもらうということ。
読んで満足しているだけでは、実は自分の頭はたいして動いていないのです。
モノにするということ
食べ物は食べることによってではなく、消化によって我々を養うのである。
先ご紹介した2つの名言を踏まえてショーペンハウアーが言いたかったのは、まさに事のこと。
自分を養うために、書物もよく噛んで味わいましょう。
きょうのまとめ
今回は19世紀に活躍したドイツの哲学者、ショーペンハウアーの名言をご紹介してきました。
いかがでしたでしょうか。
最後に、今回ご紹介した内容を簡単にまとめると
① 哲学者であるショーペンハウアーは多くの深い名言を遺している。
② 彼の名言は、人間についてあらゆる角度から言及している。
③ 現代人にも参考になるような名言が多い。
ショーペンハウアーは他にも様々な名言を遺しています。
ご興味を持たれた方はお時間のあるときにでもぜひ調べてみて下さい。
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