アルフレッド・ノーベルの名言5選

アルフレッド・ノーベル

 

アルフレッド・ノーベルは、ダイナマイトといった爆発関係の発明で有名な発明家。

また、遺言の影響により、彼の死後にノーベル賞が設立され、毎年多くの人物が受賞。

そんな彼は、いくつもの名言を残しており、今回は是非知っておきたい名言をいくつか紹介します。

 

アルフレッド・ノーベルの名言5選

アルフレッド・ノーベルが残した名言を5つピックアップ。

仕事や人生に関する名言が多く、多くの人々の心に響きますよ。

仕事があれば、そこが我が祖国

ノーベル
仕事があれば、そこが我が祖国。仕事はどこにいてもできるのです

転職やブラック企業の発覚など、急激に変化する日本の働き方。

しかし、その中でも自分の能力が認められる場所であるならば、その会社はまるで祖国と思えるような素敵な場所になります。

 

ノーベル自体、世界各国を飛び回る忙しい発明家でした。

そんな彼だからこそ、場所を変えても仕事ができれば幸せということを実感し、この言葉を残したのです。

 

私は巨額の相続財産は不幸と考えている

ノーベル
私は巨額の相続財産は不幸と考えている。それは単に人々の能力を鈍らせるだけだ。

アルフレッド・ノーベルは、ダイナマイトの発明と事業化により莫大な資産を手に入れました。

しかし、その遺産は私利私欲のために使わず、ノーベル賞という現在にまで続く歴史的なイベントに使われることに。

彼がなぜノーベル賞を創設したのか、その理由がこの名言に秘められています。

 

ノーベルは莫大な遺産を相続させることは、人々の能力を阻害するものであると考えていました。

実際に、彼の死後には遺産を巡るトラブルが親族や兄弟の間で起きています。

それゆえに、遺言には全ての遺産を、国籍や人種を問わず送られるノーベル賞設立を望むことが書かれていました。

この遺言の思いは代々と受け継がれ、2001年にはノーベルの兄弟のひ孫が経済学賞を追加を行っています。

 

弁護士は、直線が曲がっていると人々に信じさせる

ノーベル
弁護士は、直線が曲がっていると人々に信じさせることによってのみ生計を立てることができる

名言とは少し異なりますが、ノーベルの性格が垣間見える言葉です。

 

1890年、彼の知人がイギリスにてある開発の特許を取得。

しかし、その開発とはノーベルが取得した特許とほぼ同じものであり、許されないものとして裁判になりました。

彼自身、話し合いで解決を望んでいましたが、弁護士側の意見により裁判へ。

しかし、裁判の結果は敗訴となりました。

このことが影響して、ノーベルは弁護士を不審に思うように。

遺産相続に関しても、弁護士が信頼できないため自分で全て行い、関係者を困らせました。

このようなエピソードがあるため、ノーベルは弁護士への皮肉な名言を残しました。

 

1000個のアイデアがあったとしても

ダイナマイト
ノーベル
1000個のアイデアがあったとしても1個実現したら良い方だ

何かを作ったり、企画したりする際、いくつものアイデアが浮かびます。

しかし、浮かんだ全てのアイデアを実現することは不可能。

ノーベルは、その上で浮かんだアイデアの中でも、たった1つでも実現できれば充分という考えをもっていました。

 

彼自身、ダイナマイトを完成させるまでに様々な試行錯誤をしています。

また、生活面でも家族の事故死や破産など、人生に大きな影響を与えるアクシデントを経験。

一体何が正しいのかを常に考える人生だったからこそ、この名言が生まれたのです。

 

尊敬されるには

ノーベル
尊敬されるには、尊敬に値するだけでは不充分である

尊敬される人生を歩みたいと思う方は、多いのではないでしょうか。

しかし、尊敬されるためにはどうすればいいのかは、学校で教えてもらうものではありません。

ノーベルは尊敬されるためのポイントとして、尊敬以外のものが必要であると考えています。

 

もし、自分の身の回りに仕事ができる人がいたとしても、他の部分で悪いことがあれば、仕事面だけで尊敬される人になってしまいます。

しかし、仕事もできて誰にも優しい人であるならば、仕事面でも生活面でも尊敬される人に。

もし、尊敬される人生にしたい方は、この名言をもとに、自分の魅力や能力を向上させてみましょう。

 

幸せを祈る気持ちだけでは

ノーベル
幸せを祈る気持ちだけでは平和は保障されない

ダイナマイトといった発明により財を成したノーベルですが、好きだった女性の影響により、平和への意識を強く持つようになります。

ノーベル賞設立のきっかけになった遺言書にも科学分野とは別に、平和に関する項目も記載されていました。

そういった中で残されたこの名言は、平和を実現するための根本的な考えを端的に表しています。

 

平和な環境を生み出すためには、一人一人が行動をしなくてはなりません。

ノーベル平和賞は、その中でも特に平和へつながる行為を行なった人物や団体へ送られる賞です。

この言葉は、平和を考える上でも非常に重要な名言ではないでしょうか。

 

きょうのまとめ

ダイナマイトの生みの親であるアルフレッド・ノーベルが残した名言を4つ紹介しました。

今回紹介した名言をおさらいすると、以下の通りです。

 

① 「仕事があれば、そこが我が祖国。仕事はどこにいてもできるのです」

② 「私は巨額の相続財産は不幸と考えている。それは単に人々の能力を鈍らせるだけだ」

③ 「弁護士は、直線が曲がっていると人々に信じさせることによってのみ生計を立てることができる。」

④ 「尊敬されるには、尊敬に値するだけでは不充分である」

⑤ 「幸せを祈る気持ちだけでは平和は保障されない」

彼の名言は、仕事に関するものが多数存在。

また、名言の中にはノーベルの性格や実業家としての顔も垣間見えます。

他にもノーベルは名言を残しているため、気になる方はチェックしてみましょう。
 

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