イエス・キリストとはどんな人物?簡単に説明【完全版まとめ】

 

イエス・キリストにはキリスト教を作ったとか、一度死んで蘇ったとか、有名なエピソードもたくさんあります。

でも具体的にどんな生涯を送ったのかと聞かれると、ぼんやりとしかわからない人も多いのではないでしょうか。

イエス・キリストは一体どんな人だったのか。

その生涯を辿ると、神の子と呼ばれるように、耳を疑うような逸話が目白押しですよ。

 

イエス・キリストはどんな人?

プロフィール
    christ

    出典:Wikipedia

  • 出身地:ユダヤの町(イスラエル)ベツレヘム
  • 生年月日:紀元前4年
  • 死亡年月日:30年4月3日(享年34歳)
  • キリスト教を作った人。神の子として生まれ、死んでも蘇ってその教えを弟子たちに広めた。

 

イエス・キリスト 年表

年表

西暦(年齢)

紀元前4年(1歳)父ヨセフ、母マリアの子として生まれる。

8年(12歳)ユダヤ教の決まり(過ぎ越しの祭)でエルサレムに巡礼。聖書の内容を熟知しており、ユダヤ教指導者を驚かせた。

27年(30歳)洗礼者ヨハネに弟子入り。後に四十日間の断食を行う。
ここから自らの宣教活動も開始。

30年4月3日(34歳)自身を神の子と名乗った罪ではりつけの刑にされ、死没。

30年4月5日(34歳)復活後40日間に渡って弟子たちに教えを説く。自分の教えを世界に広めることを命じた後、天に上った。

 

イエス・キリストを巡る主な出来事

神の子イエスの誕生

イエス・キリスト

イエス・キリストは誕生に際しても不思議な逸話が残っています。

母マリアは、父ヨセフと身を交えることなくイエスを身ごもったというのです。

マリアは聖霊によってその身体に命を宿し、その際、天使ガブリエルが目の前に現れて「神の子をみごもった」と伝えます。

この天使のお告げをマリアも夫のヨセフも受け入れるのです。

…まあ、実際目の前に天使が現れたんだから、信じざるを得ないといったところでしょうか。

その後住民登録をしようと祖先が住んでいた町、ベツレヘムをマリアが訪れていたとき、イエスが誕生します。

このときマリアは宿をとることができず、馬小屋でイエスを出産しました。

馬の餌を入れるオケに、生まれたばかりのイエスを寝かせたんだとか。

救世主が生まれたことを天使から聞かされた羊飼いや、流れ星に導かれてやってきた東方の三賢者など、たくさんの人にその誕生を祝われたんですよ。

逆に自分以外にユダヤの王となり得る人物が生まれたことを嫌ったヘデロ大王は、ベツレヘム一帯に住む2歳以下の子供を虐殺します。

それでもその難を逃れたイエスは、やはり神の導きによって守られていたというのでしょうか。

悪魔による三つの試練

イエスは洗礼者ヨハネによる洗礼を受けた後、霊に導かれて荒野へ連れ出されることになります。

荒野を四十日間に渡って連れまわされたイエスは、その間食べ物を何も口にしませんでした。

普通の人なら、お腹が減ったどころの騒ぎじゃありません。

そして霊が離れたと思ったら次は、イエスの元に悪魔がやってきます。

悪魔はお腹ペコペコのイエスに向かって「あなたが神の子だというのなら、その石に向かってパンになれと命じてみなさい」といいました。

四十日間も断食したのだから、石さえもパンに見えてきそうなものですが…。

これに対してイエスは「人はパンのみで生きているわけではない」といったのです。

餓死寸前の空腹状態で、こんなことがいえるのはさすが神の子といったところでしょうか。

この他にも悪魔はイエスを試すかのように誘惑を続けます。

「わたしにひざまずいたら国を支配する権利をやろう」といったり、宮殿の上に立たせて「神の子なら飛び降りても、神様が助けてくれる」といったり。

いずれもイエスはサラリと誘惑をかわし、悪魔は諦めて去って行くのです。

神の子を名乗った罪ではりつけに

イエスが神の子を名乗った罪ではりつけにされたエピソードは有名ですよね。

イエスが逮捕されるにいたったのは、弟子の一人、ユダが裏切ったことにありました。

ユダヤ教の大祭司にイエスを売ったユダは、神殿の兵を率いてイエスを逮捕しにやってきます。

イエスは前もってこのことを知っており、逮捕しにやってきた兵をこばむどころか、自分から逮捕されに向かって行ったのです。

その際弟子の一人が兵に切りかかり、耳を切り落としますが、イエスは弟子を制止して、耳を切り落とされた兵を癒します。

自分を捕まえにきているというのに、なんて慈愛に満ちた行いなんでしょうか…。

この後弟子たちはみんな逃げ出し、イエスは裁判を受けるため連れて行かれるのです。

ちなみにイエスはこの前に行われた最後の晩餐にて、ユダが裏切ることも、弟子たちが逃げ出すこともすべて予言しています。

この後裁判で裁かれたイエスは、ローマのユダヤ属州総督、ピラトに引き渡され、はりつけの刑に処されて絶命するのです。

二日後に蘇って弟子たちの前に再び姿を現したというのも、有名な話ですよね。

 

きょうのまとめ

神の子として生まれ、様々な奇跡を起こし、そして死に際も神の子らしく驚きの逸話を残して死んでいったイエス・キリスト。

彼を取り巻く印象的な出来事を簡単にまとめてみると…

① 神の子として聖霊によって命を授かり、生まれたときにはたくさんの人に祝福された

② ヨハネによる洗礼の後、悪魔に試されるも持ち前の人徳でサラリとかわす

③ 逮捕される際も潔く、捕まえに来た兵に対してすら慈愛に満ちていた

…といったところでしょうか。

いついかなるときも穏やかなイエス・キリスト。

彼をしたってその教えを弟子たちが引き継いでいったのも、その人となりを思えば納得させられますね!

 










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