ドイツの哲学者ヘーゲルの名言~全人類に刺さる鋭い視点~

 

18世紀~19世紀にかけて主にドイツで活躍した哲学者、

ヘーゲル

フランス革命、ナポレオン戦争という大きな時代のうねりの中で生きた彼は、世の中を冷静に見つめるような言葉を多く遺しています。

そしてその多くが、現代を生きる私たちにも通じる普遍的なものです。

今回は、ヘーゲルの名言を一緒に見ていきましょう。

 

ヘーゲルの名言 偉大さについて

ヘーゲルの肖像
出典:Wikipedia

ここでは「偉人」や「偉大」に関して、ヘーゲルの考えが分かる名言をご紹介していきます。

偉人と時代の関係性

ヘーゲル
偉人とは、その時代の意志を言葉に表し、その意志が何かを時代に語り掛け、そしてそれを達成できる人物である。

その人物の行うことは、その時代の核心であり、本質である。

偉人が時代を実現させるのだ。

少し長く難しい言い回しの名言で、いきなり困惑してしまう方もいるかもしれません。

これを一言でまとめると、「偉人とは時代の代弁者である」と解釈することができます。

その時代全体を見渡し、特徴を捉え、何が必要とされているのかを見極める。

それらを言葉に表すことで、輪郭がなくボヤっとしていた時代に枠組みを与える。

そして自ら定義したその枠組みに必要なアクションを起こすことは、その時代の核心を突くことになる。

だからこそ、それができる人物は偉人として称されることになるのです。

最も必要なもの

ヘーゲル
この世で情熱なしに達成された偉大なことなどない。

先にご紹介した名言では、その解釈を簡単にまとめてしまいましたが、当然偉業を成すというのは簡単なことではありません。

ヘーゲル曰く、偉業を成すのに必要なのは「情熱」です。

いくら偉人になりたいという野望があっても、それを上回る情熱がなければ何事も長続きはしないのです。

裏を返せば、情熱を傾けて取り組めることがある人は、気づいたときには偉大なことを達成しているかもしれません。

自由度を測る基準

ヘーゲル
自由な人間は決して妬まない。

彼は偉大なものを喜んで受け入れ、そうしたものが存在することが嬉しいと喜ぶ。

真に自由な人とは、何物にも囚われない心を持っている人です。

何物にも囚われないというのは、自分自身の感情にも囚われないということです。

いくら自由を求めて場所や人からの束縛を逃れても、真の自由を得ている人は案外少ないのではないでしょうか。

自由を望む人間にとって一番厄介なのは、己自身なのです。

自分が自由を謳歌できているのかは、この名言を見ればすぐに分かりそうですね。

 

ヘーゲルの名言 生き方について

ここでは、覚えておくとあなたの人生のどこかで役立つかもしれない、そんなヘーゲルの名言をご紹介します。

依存ではなく共存

ヘーゲル
とらわれない心を持った人の単純な振舞いとは、信頼に満ちた確信を持って、公に知られた心理に頼ること。

そしてその堅い基礎の上に自分の行為の仕方と生活上の確固たる態度を打ち立てることである。

前述した名言にも通じるものがありますが、この名言ではヘーゲルの考える、真の自由を得た人間の特徴が見えてきます。

彼らはまず、一般的に知られた心理を純粋に信じ受け入れます。

そのうえで自分がどうしていこうか前向きにしっかりと考えるのです。

つまり、頼り切って依存するのではありません。

受け入れたうえで、自分の足で歩けるよう世の中と共存する道を探るのです。

本質とは

ヘーゲル
偶然的なものとはホコリみたいなもので、田舎にも町にも振っているが、田舎や町を本質に変えはしない。

世の中のあらゆる出来事は偶然の連続だと考える人もいれば、すべては必然だと考える人もいます。

結局のところ、人ぞれぞれの考え方次第で世界の見え方は変わってきます。

事物に対して人間が意味を与えることで、はじめてそこに意味が宿るのです。

 

ヘーゲルの名言 人類について

ここでは「人類」について、ヘーゲルが「歴史」を絡めて述べた名言をご紹介します。

変わるものと変わらないもの

ヘーゲル
歴史を学ぶと、我々が歴史から学んでいないことが分かる。

歴史は繰り返される。

という言葉もありますが、人類は技術的には進歩しても生物としての進化はあまり感じられないのが実情です。

ヘーゲルの生きた時代はまさに動乱の時代でした。

暴力的な過激さを増すフランス革命や、武力を誇示するナポレオンの侵攻など。

正義やもっともらしい理由をかかげて始めた事が、最終的に多くの犠牲者と悲しみを生むことになるのは、人類史上始まって何度も繰り返されていることです。

歴史はその壮絶さを物語っているのに、世代が変わるに従ってリセットされるかの如く風化し、また同じような過ちを犯すのです。

歴史の白紙

ヘーゲル
幸福で安全だった時代は、歴史の上では白紙になる。

皮肉なことに、私たちが学校で習う歴史は、そのほとんどが大事件とも言えるような大きな出来事ばかりです。

興味を持たない限り、幸福で安全に満ちた時代を知る機会はほぼありません。

ましてやヘーゲルの生きた時代にインターネットはありませんし、今以上に教育を受けられる環境は整っていませんでした。

それゆえに今を生きるのに必死で、歴史全般を対岸の火事のように感じ、そこから学ぼうとする余裕がなかったのかもしれません。

当時より格段に情報入手が簡単になった21世紀以降を生きる人類は、どうなっていくのでしょうか。

 

きょうのまとめ

今回はドイツの哲学者、ヘーゲルが遺した名言を7つご紹介しました。

いかがでしたでしょうか。

最後に、今回の内容を簡単にまとめると

① ヘーゲルの名言には哲学者らしい奥深いものが多くある。

② ヘーゲルの名言は時代を見つめたような内容の中に、普遍性を宿している。

③ 現代人にも響くような、気を引き締められるような鋭い名言が多くある。

ヘーゲルが遺した名言は、ご紹介したもの以外にもまだたくさんあります。

哲学者の深い思考の海に潜ってみたい方は、ぜひ調べてみて下さい。

あなたの人生を彩る言葉に出会えるかもしれません。

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