ローマ帝国に恐れられた男!?ハンニバル・バルカの名言5選

 

紀元前3世紀~2世紀にかけ、カルタゴ帝国(現在のチュニジア)の将軍として国を率いた人物、

ハンニバル・バルカ

文武両道に秀で、代々受け継がれた恨みを糧に、当時絶対的な勢力を誇っていたローマ帝国さえも震え上がらせた男です。

その人物像は一体どのようなものだったのでしょうか。

今回は、ハンニバル・バルカの遺した名言から、その人柄を覗いてみましょう。

 

ハンニバル・バルカの名言 ~不屈の精神~

ハンニバル・バルカ

ハンニバル・バルカ
Hannibal Barca

ここではハンニバル・バルカの名言の中から、モチベーションアップにつながるようなものを2つご紹介します。

無いなら作ればいい


ハンニバル・バルカ
方法は見つけるか、あるいは作るかだ。

やってみたいと思っても、その手段がない。

或いは時間が無いと言っては諦めていませんか。

忙しない現代を生きる我々は、インターネットという調べれば大体のことがすぐに分かる便利なツールを手にしています。

しかしそれは同時に、「いざとなればネットがあるから大丈夫」といった様に知らず知らずその利便性に依存し、思考を放棄することにもなりかねません。

何かを本当に成し遂げたいのなら、既にある道を探すだけでなく、あなただけの道を作ってしまいましょう。

ハンニバル・バルカはこのシンプルな名言によって、時代も国も越えて前に進もうとする人々の背中を後押しします。

不可能と可能

ハンニバル・バルカ
多くの事は、それ自体が不可能に見える。

しかし視点を変えるだけで、可能になりうる。

数でも戦力面においても、圧倒的にローマ軍に押されていたハンニバル率いるカルタゴの軍勢。

しかし彼は、彼自身の能力によってローマ帝国を壊滅寸前まで追い込んでいます。

それを可能にしたのが、この名言に表れているような広い視野柔軟な思考でした。

実際にハンニバル・バルカは、ローマ帝国の首都に進軍するためにアルプス越えを決行。

しかもそれは象を率いた大移動でした。

何事も、「無理だ」と決めつけてしまっては、自分で落とし穴に嵌るようなものです。

一見すると皆が無茶で無謀に思う様な事にこそ、誰にも成し得なかった事へのヒントが隠れています。

この名言に出会ったからには、ハンニバルの様な柔軟な発想力を身に着けたいものですね。

 

ハンニバル・バルカの名言 ~己を律する~

ここでは、自分自身を成長させる上で心得ておきたくなるような名言を2つご紹介します。

言葉


ハンニバル・バルカ
言葉は生き物だ。

それらには性格があり、視点があり、議題がある。

日本にも古くから言霊ことだまといったものがあるため、我々日本人にもこの名言は理解しやすいのではないでしょうか。

ハンニバル・バルカはカルタゴ帝国の命運を背負った将軍として、言葉というものを重要視していました。

彼自身、幼い頃に先祖の墓の前で父親によって、ローマ帝国への永遠の憎しみを誓わされた背景があります。

その言葉は彼の成長と共に輪郭を帯び、やがては幸か不幸か、彼自身の生涯そのものになりました。

言葉の持つ力を意識していたハンニバルの発言は、カルタゴ軍の兵士たちにも重く響いたことでしょう。

我々も、言葉には支配されるのではなく、幸せに生きるための原動力として上手く付き合っていきたいものです。

言葉というものの奥深さに気づかせてくれる、そんな名言です。

鏡の使い道

ハンニバル・バルカ
君の心の鏡は誰かの最悪ではなく、君自身の最善を映すものだ。

あなたの周囲に、人や物事の悪口ばかりを言う人はいませんか。

もしくはあなた自身、そういったものがやたらと目について仕方ない、という様なことはありませんか。

そういう時に思い出したいのがこの名言。

人は、誰かを評価するために生きているのではありません

逆もまた同じです。

そして世の中には完璧な人間もいなければ、「完璧」というものに対する正解もありません。

ならばその他人のために不快な思いをする時間を、自分を磨くために使いませんか。

完璧にはなれない自分を、どうすれば自分なりに納得できる姿で鏡に映すことができるのか。

他人に気をとられていた人ほど、できることはたくさんあるはずです。

何より、自分の心の鏡を大切にしている人たちは、やはりその輝きが外にも溢れていますよね。

 

生物の性


ここまで、ハンニバル・バルカの名言の中で、現代人にとっても覚えておきたいものたちをご紹介してきました。

どれも背筋が伸びるような、前向きになれる名言だったのではないでしょうか。

しかし一方で彼は、こんな名言も遺しているのです。

ハンニバル・バルカ
運命は人間を幼児の如くもてあそぶ。

優れた戦略的知性と武力を武器に、強大なローマ帝国に恐れられたハンニバル。

しかしそんな彼もまた、一人の人間という枠から抜け出ることはできません。

一人の人間にできる事には限界がある。

だからこそ、未来がどのように転んでも対応できるよう自らの能力を把握し、様々な事を判断する力を身に着けることは、個々人の永遠の課題なのです。

 

きょうのまとめ

今回はカルタゴ最強の将軍、ハンニバル・バルカが遺した名言をご紹介してきました。

いかがでしたでしょうか。

最後に、ご紹介した内容を簡単にまとめると

① カルタゴ帝国の将軍ハンニバル・バルカは、力強い名言を遺している。

② ハンニバルの名言は現代人の生き方にも通用する考えである。

③ 名言の中には人間らしい弱さの見えるものもある。

歴史的な名将ハンニバル・バルカの名言。

頭の片隅に置いておけば、きっとどこかで我々を助けてくれることでしょう。

 
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