現代音楽の祖ドビュッシーの名言

 

19世紀に活躍したフランス人の作曲家、

ドビュッシー

『月の光』『亜麻色の髪の乙女』など、

皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

伝統にとらわれず、独自の方法で作曲を行っていた彼は、

抒情的な作品を数多く生み出しました。

今回は、ドビュッシーが遺した名言を一緒に見ていきましょう。
 

<亜麻色の髪の乙女>

 

ドビュッシー名言

クロード・ドビュッシー

クロード・ドビュッシー
出典:Wikipedia

ここでは早速、ドビュッシーが遺した名言をご紹介していきます。

作曲家が遺す言葉には、一体どんなものがあるのでしょうか。

音楽家は聞かない

ドビュッシー
音楽家は身の回りにある無数の自然のざわめきを聞こうともしない。

実に多様な自然の音楽、聞く気さえあればたっぷり与えてくれる自然の音楽、そういうものには気を配ろうともしない。

それまでの伝統的な規則にとらわれず、

独自の感性を大切にし作曲を行っていたドビュッシー。

そんな彼だからこそ、曲作りという目の前の目的だけを考えるのではなく、

その視野を日常の細やかな情景にも注いでいました。

音楽家だからこそ、自分が新たに曲を作るということだけでなく、

既に存在している自然が奏でる音楽にも耳を傾けた方がいい。

この名言を通して、彼はそう忠告しているように思えます。

たとえあなたが音楽家でなかったとしても、

もし今現在の人生に行き詰まりを感じているようなら、

それは視野が狭くなっている証拠かもしれません。

一度深呼吸をして視点を変えてみましょう。

意外なところから新たな考えを得るヒントが見つかるかもしれません。

音楽から取り除くもの

ドビュッシー
音楽から科学的なものを取り除かなければならない。

ここでご紹介した名言を含め、後述する2つの名言からは、

どれもドビュッシーが音楽を崇高なものとみなし、

とても慈しんでいることがうかがえます。

この名言からは、音楽に科学的な冷静さは必要ない、

と考えていたようにも見えます。

ルールとは

ドビュッシー
作品がルールを生む。ルールは作品を生まない。

その独自性によりクラシック音楽界に新しい風を吹かせ、

20世紀に最も影響力のあった作曲家の一人ともされている、

ドビュッシー。

『海』や『夜想曲』など、

印象的で当時としては型破りとも言える作品を多く世に送り出した彼は、

音楽的な決まりごとについてこの名言のように捉えていました。

新しいことに挑戦し続けた彼の音楽はその後、西洋音楽だけに留まらず、

ジャズやポップスなど幅広いジャンルの音楽に影響を与えることになりました。

 

<海>

 

音楽の始まり

ドビュッシー
言葉で表現できなくなったとき、音楽が始まる。

グローバル化が当たり前になっている現代でも、

「音楽は言葉の壁をなくす人類共通の言語である」、

などと言ったりしますが、

ドビュッシーも音楽を大切な一つの言語として捉えていました。

言葉はコミュニケーションにおける有効な手段にみえて、

実は意外と脆いものです。

選択を間違えたり、人によって受け取り方が違ったり、

自分の中にあるその感情を表す的確な言葉を見つけられなかったり。

誤解やすれ違いを生む元になったりもします。

一方で音楽で何かを表現する、伝えるということは、

少なくとも余計な一言を口走る心配はありません。

そして言葉にはできない、感情の奥底に横たわるその想いを

より的確に表現することができます。

もちろん、その為の技術をある程度身に着ける必要はありますが。

感性と論理

ドビュッシー
光学が光の幾何学であるように、音楽は音の算術である。

ここまでご紹介してきた名言を振り返ってみて、

ドビュッシーが内面や感性を重視していることなどから、

感覚派の音楽家だったのかなと思う人もいるかもしれません。

しかし彼はそれらを大切にしながらも、

作曲する際には論理的に音を組み立てていました。

抒情的で印象的な作品たちを作り上げる背景には、

彼の細やかな計算が隅々にまで行き届いていたのです。

それを知ると改めて、

ドビュッシーという音楽家の偉大さが見えてきたのではないでしょうか。

 

有名な名言だけど・・・?

ドビュッシー
芸術とは、最も美しい嘘のことである。

最後にご紹介したこの名言は、

ドビュッシーの代表的な名言として知っている人もいるかもしれません。

しかし、この名言についてドビュッシーが自身の言葉で言ったとされる証拠は、実はどこにも残っていません

実際にこの言葉は、音楽にまつわる評論に関して書いた書物のなかで、

音楽や芸術について触れている言葉の一部を切り取られたもので、

今ではそれが彼の代表的な名言として知られるようになっているのです。

 

きょうのまとめ

今回は、19世紀を代表するフランス人の作曲家、

ドビュッシーの遺した名言をご紹介してきました。

いかがでしたでしょうか。

最後に、ご紹介した名言をまとめると

① 音楽家は、自然の音楽を聞くどころかそれらに気を配りもしない。

② 音楽から科学的なものを取り除かなければならない。

③ 作品がルールを生む。ルールは作品を生まない。

④ 言葉で表現できなくなったとき、音楽が始まる。

⑤ 芸術とは、最も美しい嘘のことである。

⑥ 光学が光の幾何学であるように、音楽は音の算術である。

情緒に訴えかけてくるような、感情の内側を表現するような曲を多く生み出したドビュッシー。

そんな彼の遺す名言も、やはりどこか抒情的でロマンチックです。

 

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