現代物理学の父と称される、ドイツの物理学者
アインシュタイン。
今回は彼の遺した数々の名言のなかから、
現代の日本に生きる私たちにとって、警告とも考えられるものたちを
厳選してご紹介していきます。
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受け身になりすぎた人々への警告
大切なのは、何も疑問を持たない状態にならないこと
とにかく自問自答をし続けること、流されるまま行くのではなく、
自分の人生に積極的に関わっていくことの大切さを、
アインシュタインはこの名言で説いています。
自分で体感すること
情報社会の現代を生きる私たちは、数十年前とは比べ物にならないくらい、
あらゆる知識との距離が近くなりました。
しかし気軽に調べることができる代わりに、その誰かからの情報に
無責任に頼り切ってしまうことも少なくありません。
感じ方は人それぞれ。本当のところは自分にしか分からないのです。
空想は知識より大切
知識には限界がある。
想像力は世界を包む。
先の名言と同様に、情報や知識は詰め込む物ではなく、
そこから自身の感性や脳を使って想像することが大切だ、
とアインシュタインは説いています。
視野が狭くなっていませんか?
人間の思う「当たり前」は、その人物が育った環境のなかで、
知らず知らずのうちに染みついた曖昧で感覚的なものに過ぎません。
属する場所や国、そして時代が違えばその感覚が違うように、
絶対に正しいことなど、そもそもこの世界には存在しないのです。
「常識」という言葉で思考を停止させることなく、
今、目の前の状況や相手に応じて、柔軟に対応できる人になりたいですね。
今を苦しむ者たちへの警告
自分で首を絞めていませんか?
現状がつらく苦しい、考えることは「こうだったらいいのに」という理想や夢。
理想を描き追い求めることは、人生の全てを諦め絶望してしまうことに比べれば良いことです。
しかしせっかくの夢も、宙に浮かべるだけで自分自身が現状に寝転んだままでは、
理想と現実とのギャップに次第に窒息してしまいます。
諦めきれないのなら、一度座ってみましょう。
案外すぐ手の届くところにあるのかもしれません。
それでも遠ければ立ち上がるまでです。夢の見え方が変化しているでしょう。
とにかく、変化を起こさないことには現状は変わりません。
完璧主義もほどほどに
他人がちゃんと必要な時に責めてくれるのだからいいじゃないですか。
空気を読んだり、相手の気持ちを考えるのが得意な人が多い日本。
失敗や怒られることを恐れるあまり、完璧を目指し常に気を張り続け、
自分に厳しくなりがちです。
そんな日々に疲れが溜まり、大事な日に限ってミスをして怒られてしまう。
自分が怠けていたのがいけない、とさらに自分を追い込む悪循環。
しかし他者からすれば、あなたの苦悩など知ったことではありません。
相手の内面感情に責任を持ってくれる人など、そういないのです。
だったらあなたも、合わせすぎるのではなく、まずは自分なりのやり方で
人や物事に関わっていくのはどうでしょう。
自分がしっかりと芯を持ってやったことに対して、
頭ごなしに否定してくる人の言うことには、耳を貸す必要はありません。
しっかりと向き合ってくれる人の話を聞きましょう。
価値ある人間とは
あなたがもし、成功したい、周囲に認められたいと思うのなら、
まずはあなたが与える側の人になりましょう。
自分が人のためにできることを考え実行し、謙虚な姿勢を忘れないようにしましょう。
成功を目指す人に限らず、一人の人物を見極める時にも、
お金や地位、そして人気があるからすごい人なのではなく、
すごい人だからお金や地位、そして人気がついてくるのだということを覚えておきたいですね。
それに何より、肩書だけで盲目的にすごい人なんだと思い込むのは危険です。
きょうのまとめ
今回は、アインシュタインの遺した名言を、
現代社会に当てはめた警告というかたちでご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
名言の内容を簡単にまとめると
① 自分の目で見て体感し、自分なりに考えてとにかく行動を起こすことが大切
② 常識という名の偏見は持たず、自分の芯を持ちつつ目の前の人や現状に応じて、柔軟に対応することが大切
③ 価値ある人になりたいか否かに限らず、疑問や興味を抱いて自分の人生に積極的になり、人に与えるものが多い人生に価値が宿る
アインシュタインは他にも興味深い名言を数多く残しています。
興味を持たれた方は、ぜひ調べてみて下さい。
あなたの背中を押すような言葉に出会えるかもしれません。
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過去から学び、今日のために生き、未来に対して希望を持つ。
大切なことは、何も疑問を持たない状態に陥らないことである。