劉備(字 玄徳)に仕え、
軍師として名声を手にした諸葛亮(字 孔明)。
今回は諸葛亮が残した名言と、
その名言に関するエピソードを紹介していきます。
諸葛亮の名言には、私達が心を打たれるものも沢山あるのです。
名言を知って、人生がもっと豊かになる参考にしてください。
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夫れ用兵の道は、人の和に在り
「夫れ用兵の道は、人の和に在り」の意味とは
「人を統率するためには、人の和を得ることが大切である」という意味の言葉です。
現代でも、職場での人間関係に悩んでいる方が多くいると思います。
昇進をして多くの人に指示をしなくてはいけない立場になると、人のマネジメントで困ることがありますよね。
諸葛亮は、上に立つ人に必要なことについて、こう言い残しました。
「夫れ用兵の道は、人の和に在り」にまつわるエピソード
これは、諸葛亮がある部族を配下に治めるためにとった行動にまつわるエピソードです。
諸葛亮が南方征伐を行っていたとき、雲南という地方の付近には、人を殺してその首を神として祭る部族が住んでいました。
このような文化を持った部族を支配下におくために、諸葛亮は進んで彼らと交流を持ちます。
絵をかくことも得意であった諸葛亮は、部族達に絵図を何枚も書いて根気よく説明し、
部族長に土地をうまく治める方法を伝授したそうです。
さらに、この部族の人の首を狩る風習をやめさせるために、豚肉を穀物の皮で包んだものを供える風習を教えたことが、肉まんの始まりであるとも言われています。
諸葛亮は自分達の文化とは異なる文化を持つ部族を配下に入れるために、力で制圧するのではなく、言葉や絵図を使ってゆっくり説明し、信頼関係を築くという方法をとっていました。
学ぶことで才能は開花する。志がなければ、学問の完成はない
「学ぶことで才能は開花する。志がなければ、学問の完成はない」の意味
諸葛亮は、学問をする上で大切なことに関する名言も残しています。
この言葉は、
「目標をもって学問を続けることで、自分の才能を開花させることができる。目標がないと、学問を極めることはできない。」
という意味を持っています。
諸葛亮は、幼い頃とても苦労をしながら学問を続けていました。
「学ぶことで才能は開花する。志がなければ、学問の完成はない」にまつわるエピソード
歴史上では、諸葛亮は幼い時に父親を亡くしてしまったために、
彼は弟と共に農作業をして家族の手助けをしながら、夜に勉学に励んでいたとされています。
この頃、諸葛亮の才能を認める人物はあまりいませんでした。
諸葛亮の才能を認めていた人物に、徐庶という友人がいました。
徐庶は諸葛亮の才能を認め、彼のことを劉備に話し、劉備が諸葛亮のもとを訪れるきっかけを作ったのです。
劉備は3度も諸葛亮のもとを訪れて対談し、諸葛亮の才能を認めて自分に仕えるように頼み込みました。
苦労しながらも志をもって学問を続ける姿勢が、諸葛亮の才能を開花させて、彼を劉備のもとへと導いたのです。
諸葛亮の名言集
諸葛亮には他にも沢山の名言があります。
いくつかご紹介いたします。
(無欲で穏やかでいることが、目標を達成するためにも、成功するためにも必要である)
(勢力や権力を身に付けるために人と交際しようとしても、長続きさせることが難しく、上手くいかない)
(人の心は揺れやすいものだが、他の人に合わせて判断を変えたりすることは賢明ではない)
これらの名言も、現代に生きる私達が教訓にできるものになっています。
不安になったとき、人間関係に悩んでしまっているときは、是非諸葛亮の名言を参考にしてください。
きょうのまとめ
諸葛亮の名言とエピソードを紹介しました。
最後にもう一度、諸葛亮の名言をまとめます。
① 夫れ用兵の道は、人の和に在り
② 学ぶことで才能は開花する。志がなければ、学問の完成はない
③ 無欲でなければ志は立たず、穏やかでなければ道は遠い
④ 勢力や権力を目的とした交際は、長続きさせることが困難だ
⑤ 自分の心は秤のようなものだ。人の都合で上下したりはしない
ということになります。
死後も強い力を持つほど優れた軍師であった諸葛亮からの名言は、現在でも心を打たれるものがあるということが分かりました。
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