エルナン・コルテスとはどんな人物?簡単に説明【完全版まとめ】

 

コンキスタドール(征服者)というのはその性質上、世界での評判があまりよろしくありません。

ただ一人、意外とそこそこの評判を取っている男がおります。

アステカ帝国を滅ぼしたエルナン・コルテス

類まれな英雄性と残酷さをあわせ持った彼のちょっとクセの強い人生を追ってみましょう。

 

エルナン・コルテスはどんな人

プロフィール
エルナン・コルテス

出典:Wikipedia

  • 出身地:スペイン・エステレマドゥーラ州
  • 生年月日:1485年
  • 死亡年月日:1547年12月2日(享年62才)
  • スペインのコンキスタドール。アステカ帝国を征服。

 

エルナン・コルテスの年表

年表

1485年(0才)エルナン・コルテス生まれる

1504年(19才)イスパニョーラ島に移る

1511年(26才)ディエゴ・ベラスケスのキューバ征服に参加。ベラスケスの第1秘書になる。

1519年(34才)コルテス遠征隊キューバを出発

1521年(36才)アステカ帝国の首都テノチティトランを陥落

1524年(39才)ホンジュラス遠征

1541年(56才)アルジェ戦におもむく

1547年(62才)エルナン・コルテス亡くなる

 

エルナン・コルテスの生い立ち

エルナン・コルテスは田舎貴族の生まれです。

法律学を学ぶためにサラマンカの大学に入学。

しかし、時は大航海時代

若いエルナン・コルテスの大いなる野心は“新世界”に向かっておりました。

19才でイスパニョーラ島にわたると、やがて先輩コンキスタドールであるディエゴ・ベラスケスのもとでキューバへの征服事業に参加。

コルテスはベラスケスに認められ、彼の第1秘書としてつきます。

 

エルナン・コルテス遠征隊の旅立ち

エルナン・コルテスはもともと文武に優秀。

勇気があって、面倒見がよく、一方で女性にいっぱい手を出しては泣かせる、という部分もあわせ持っております。

34才になってこの男もついに野心を世にあらわに。

目指すは当時見つかったばかりのメキシコ

エルナン・コルテスは上司ベラスケスをうまく出し抜いてまで、遠征軍長として旅立ちます。

一方そのころ、憂鬱(ゆううつ)に沈んでいたある王がおります。

メキシコ高原を中心に栄えていたアステカ帝国の王モンテスマです。

アステカ帝国には古くからこんな伝説が残っておりました。

 

第1の葦の年

アステカ帝国には「噴煙の鏡」テスカトリポカという神と「翼のあるヘビ」ケツァルコアトルという神がおりました。

テスカトリポカはいけにえを大量に求め、ケツァルコアトルはそれをやめさせようとしました。

2柱の神様は戦いになります。

勝ったのはテスカトリポカです。

敗れたケツァルコアトルはこんなおそろしい予言を残し去ってゆきます。

「私は第1の葦(あし)の年に帰る。その時新たな統治ができあがる。国民にとっても大いなる苦しみとなるだろう。」

そうです。

“その時”がせまっていたのです。

ケツァルコアトルは白い肌をしている、といいます。

確かに東からやってきたその男たちは現地のだれよりも白い肌と長いひげを持ち、だれも見たことのない不思議な乗り物(馬)にまたがり、不思議な武器(鉄砲、大砲など)をたくさんたずさえておりました。

 

恐怖の帝国アステカ

エルナン・コルテスはアステカ帝国を滅ぼすために、ある部族とは仲良く、ある部族には力で思い知らせて、仲間にしてゆきます。

そうなるのも当然です。

なぜなら、アステカの周辺部族の多くは“神へのいけにえ”を恐れているのです。

その恐ろしい神々によってあまりにたくさんの人々が生け捕りにされてゆくのです。

みんな、次々と“ケツァルコアトル”についてゆきます。

当時、南北アメリカ大陸で最強と思われる恐怖の帝国はこうして終わりへの秒読みをみずからきざんでおりました。

 

アステカ帝国制圧

エルナン・コルテスはついにアステカの王モンテスマを生け捕りにします。

しかし、スペイン人のあまりに生々しすぎる所業はついにアステカの人々の心を覚ましました。

そして人々から投げつけられる多くの石。

そのひとつが運悪く当たり、モンテスマは息を引き取りました。

エルナン・コルテスは苦戦をしながらもアステカの首都テノチティトランをなんとか制圧します。

 

エルナン・コルテスの光と影

エルナン・コルテスはほかのコンキスタドールほど短絡的ではありません。

●スペイン本国とそれなりにうまくやり

●上司ベラスケスの陰謀を手際よく返り討ちにし

●現地で奴隷あつかいされていた女性と結婚して、通訳になってもらい(なかなか良い夫婦だったようです)

●アステカ帝国や諸部族には「いけにえをやめるよう」促したり

この人はコンキスタドールにしてはめずらしく、人生をそれなりにまっとうしていますしね。

ただ彼には、突然大量虐殺におよぶなどの恐ろしい一面もあります。

 

きょうのまとめ

① エルナン・コルテスは優秀な人気者だけれど、なかなかのくせ者

② エルナン・コルテスはアステカ帝国の神ケツァルコアトルだと思われていた

③ アステカ帝国はみずからの生み出した恐怖によって滅んだ

 

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